2018-12-05 10:47 | カテゴリ:霧丸の戯言
ふと昼間、精神世界に行った時、
三男の忘れ物を発見する。

その後、ふとみられてる感がして、
外を見る。

ロビーに行くと、
首の縄の跡をしっかりつけた男がいた。

幽霊の長男。


しばらく話したあと、

長男は、あの薄暗い扉の先…立ち入り禁止の先に消えていった。


あの先は本当に何が…

調べたいけど1人では怖いし…


「あ……これを上手く使って…」

僕は三男を忘れ物があるからと呼び、
本人に忘れ物を手渡し、事情を話し、
肝試しに付き合うよう説得した。

午前二時。

懐中電灯片手に、
扉の向こうへ行く。

三男が霧丸さん、ここ怖いですってずっと僕にしがみついてくる。
物音が聞こえるたび、僕に腕から始まり、
体全体にまで抱きついてくる羽目に・・・

「歩けないんだけど・・・」
「あわわ・・・ごめんなさい・・・」

この屋敷は、二階がサナトリウムに繋がっているようだ。
一階に降りてみる。

なんか勝手に動くプラレールに似た鉄道の玩具とか、
いきなり話しだす人形とかあって、正直ホラーだった。

三男が座り込んだ。
「霧丸さん、あ・・・ああ・・・怖い・・・」

失禁してしまったようだ。

僕はなんとかしなきゃと思って、キョロキョロとしていた時だった。
突然気を失ったのは・・・

目を覚ますと、見知らぬ広い空間。
僕は鎖のようなもので壁に繋がれて居た。

「なんでここに来ちゃったの?立ち入り禁止って書いてあったじゃん。霧丸、人の言う事聞かないと」

そうして、長男が僕に入ってきた・・・

「おい、三男はどうした!?お前、何したんだ!?」

三男は、長男の横で、縛られて横たえられて居た。

五臓六腑を撫でられる感覚が僕を襲う・・・

「あはは・・・また一つになれるね・・・嬉しいでしょう?」

長男が不気味に笑ったのを聞いて、僕は気を失う。


気がついたら、いつもの僕の部屋。
腕の中には、三男がいた。
服は着替えさせられて居て、僕にしがみついている。

「今回は俺が助けたけど、次はフォローできないかも」

と、長男は言って、また消えた。


その後、仕事に行こうとした時、
僕がなんとかしないとという想いに襲われる。

「おい、イサク虫が沢山ついてるぞ」

と、今回のお供の次男が言った。
2018-12-04 03:32 | カテゴリ:精神世界
仕事が忙しい。
これが師走というやつか?

矢鱈と客が来る。
そして矢鱈と従業員も少ない。
正直つらい。

こんな時、また昇格前に戻りたいと泣きそうになるけど、
戻ったら戻ったでまた金銭的に辛くなるのは目に見えている。

楽をすれば付けが回って来るのが世の中だから・・・



今日は正直、弱音を吐いてしまった。
辛いなら、昇格前に戻りたい。
頼られたくない。
「副長の藤沢さん」じゃなくて
「ただの村人Aさんで居たい」
と、逃げたいと思う自分がいる反面、

「ちゃんと働いただけもらえて、大好きなゲームに課金したりできるくらい稼いでる」

と思う日々もあり。

(あんまそのゲームに夢中になってると三男がまた暴走すると次男は言っているが・・・)


でも、11時間勤務3連勤は辛いと感じた僕は、
休憩中に精神世界のサナトリウムへ行き、
ロビーの長椅子で横になって寝ることにした。

現実世界で寝ると、永遠に寝そうだし、癒しが欲しかった。

誰も居ないけど、適温で保たれているロビーの長椅子に横たわり、
きて居た深緑色の外套をかけものにして眠る・・・

しばらくして目を覚ますと、、、
違う場所にいた。


三男の部屋。


「霧丸さん、寝たいなら寝たいで、変なところで寝ないでくださいよ・・・私の布団なら、貸してあげますから・・・」

「!?」

「あ、そうだ!霧丸さん!私、出られるようになったんです!また瑠璃のお家に帰れるんです!!今度は、ぞんざいに扱わないでくださいよ・・・?」

「あ、そう・・・」

「なんか酷いですね💢」

(いや、此処にいた方が落ち着いて話せるんだけどなぁ・・・)

2018-12-02 21:26 | カテゴリ:長男・次女 他
例のサナトリウムの2階は会議室のような部屋。
白い空間に白板と長机とパイプ椅子がある、シンプルな部屋。

広さは三男の居る個室よりは狭目だ。

僕は白板の前に立ち、4人に向かって熱弁している。

「おめーら、最近弛みすぎ!過度にイチャイチャするのマジやめろ!!」

「ごめんなさい…」

しゅーんとする三男。
いや、おめーはいーんだよ。
いい抱き枕だと思えば……(遠い目

次男と長女だゴルァ!!

「えーいーじゃんー」
「じゃあ襲撃されないくらいコミュニケーション取れよ」
と、開き直る次男。

そんな時、次女が立ち上がって、僕に意見した。

「霧丸様、ちょっと宜しくて?」
「はぁ、どうぞ」
「三男様、貴方最近、調子に乗りすぎでしてよ?
いくら霧丸様が優しくても、やり過ぎではありませんの?

人間を困らせて何許されていらっしゃるんですか?
貴方は本当なら殺されても当然なことをなさったのですわ!その自覚はありますの?

構ってくれないと慰み者ですかと泣き喚いて、
愛情やチョコレートを請求して、人を困らせて、
私は反省してるから許して?

どんだけ甘いんですか?
まず、私は貴方から、今回の件で謝罪の言葉を聞いていません!
悪いのは霧丸様だから私は被害者なんですか?
被害者ヅラも大概になさってください!!

まずは謝罪を為さるべきではないですか!?」

次女がピシャリと言って三男を指さした。

「おい待てよ!その件は和解が成立したんだろ?なんで蒸し返すんだよ!!」

講義する次男。

「次女、もう僕が悪いんだから、許してやってくれよ。これ以上三男を責めないでくれよ」

「そーだよ!!あんたこそ何がしたいのよ!!」

「お黙りなさい!あなたがたがそんなだから、この子は甘えるのですわ!!わかっていらっしゃるのかしら!!」

「ごめんなさい………」

三男が謝った。

「ごめんなさい?それが人に謝る態度かしら?すみませんでしたって土下座するのが筋ではなくて?違います?三男さん!」

「しなくていいよ…土下座なんて…」

僕が三男を慰める。

「いいんだよ。一緒にいると、ギクシャクすることも多かれ少なかれあるんだから。
そんないつまでも引きずってたって、ただ空気が悪くなるだけだし。

で、次女よ、これ以上三男を責めるなら、君が謹慎してもらうが、どうする?」

「っ・・・!!霧丸様には失望しましたわ!!私は、和を乱すような方が許せませんわ!!
だから、私は三男様が大嫌いでございます!!

こんな人が同居人にいるなんて、ぞっとしますわ!!
私から失礼させていただきます!!」

「はいどうぞ」
僕は冷静に返す。

次女はドアを大きな音とともに締め、
どこかへ消えた・・・


「はぁ〜・・・4人目育成は失敗かなー・・・」

「あたしは三男のおねーちゃんだからー問題児でも大事だからー」

「おい長女、それはフォローになってない」

「・・・あ」

「まぁいい。なんで霧丸は、無理に4人目作るんだ?やっぱりまだ、俺らと向き合う覚悟がないのか?」

「どうして三男を過度に怖がったのー?名前のモデルの子とかと関係あるのー?」

「あーなんか疚しいことしてるみたいだから辞めろ!!」



その後、
なぜかこんな話になった。

「あの扉の先・・・ちょっと肝試ししない?」

「え?」
2018-12-02 02:30 | カテゴリ:精神世界
長女、次男にお仕置きと称して性的な意味でボロボロにされた僕は、
明け方、ふと寒くなって無意識に精神世界のサナトリウムへ。

相変わらず外は曇って居て、どんよりしていて、でも凛とした空気が漂っている。
薬の匂いもしないし、医療のような要素もない。

今の病院というよりは・・・まるで昔の、結核の療養所のような・・・

明け方ということもあってか、
やたらとしんとしていた。
主もいないようだ。

そもそも、主は普段、どこでどうしているんだ?

と探そうにも、寒いものは寒い。
何処かに暖をとるためのものはないかと探したけど、
ストーブもなければエアコンも見当たらなかった。
(矢鱈と綺麗な装飾のステンドグラスや飾り電球はあるけど・・・でも、何処か退廃的で素敵)

自販機でジュースを買っても、所詮は一瞬だ・・・

暖が欲しい・・・

僕は、とある場所へ向かう。
三男の部屋。

案の定三男本人は入り口側に顔を向けて寝ている。

よく見たら、手が片方、ベッドから出て居た。

僕は出ている彼の小さな指に、
指を一本一本絡めて軽く握りしめていった・・・

そしてそのまま、僕も寒いのを忘れて、ベッドの脇で寝た・・・

「んー・・・霧丸さん・・・そんなことしてるなら、ベッドに入ってきてくださいよ・・・寒いでしょう?」

なんかあったかい・・・

そう思って目を覚ますと・・・
僕はちゃっかりベッドに入って居た。
胸に何かいる・・・
少し桃がかかったくせ毛の長めの髪、
胸と腕の中で、力強く僕の服を掴む温かいものの正体・・・

「マジかよ・・・」

言っておくが、13歳で見た目もバリバリのショタな三男様を変な目で観る趣味はない。
そーいうのは長女と次男の得意分野であって、三男は身体を求める二人をゴミを見る目で見る傾向があった。
だから、あくまでも普通の添い寝だ。

なのに、なんでこう、緊張するんだろう・・・

「霧丸さん・・・好き・・・」

おい、やめろ。

完全に不本意で目が覚めた僕は、
ふと、とあることを冷静に思いつく。

そういえば、此処をゆっくり見たことはなかった。

どうなっているんだろう・・・


まずこの部屋。

8畳くらいの狭い部屋にベッドとサイドテーブルと大きめの窓と、
クローゼットが2箇所ある。

僕は精神を集中させて、
スライド式のドアの先に、魂だけを飛ばす。
飛ばすと言っても、僕の体からは繋がったままだが・・・
僕の身体は、三男を抱いて添い寝したまま、眠っている姿になっている。

現実世界だったらたまにしかできない技でも、
精神世界である此処ならできる技だ。

(この技のヒントは、本家「摂津の」の聞く耳頭巾である)

三男の部屋を出て右に向かう。
三男の部屋の廊下の前は男女別のトイレ。
三男の部屋の隣にも個室があるが、開かない。

ちょっと行った突き当たりの廊下。
そこにも、複数の部屋があって、
そこは、大部屋で4〜6人が一緒に暮らせるようになっているらしいが、
これも開かなかった。

廊下を左に曲がった奥に、
暗い階段のようなものがあって、2Fと地下に行けるようになっているが、
地下はどうやら、独房のようになっていて、
澱のような部屋が複数あった。

とてもじゃないけど、人間が入る場所ではない。

1Fに戻って今度は三男の部屋の左手に行ってみる。
ロビーがあって、その先に例のキリンの自販機があって、その先にも薄暗い廊下と、扉があった。

非常誘導灯だけがついている不気味な廊下の中にある扉には、
危険、立入禁止の表記がある。
それを無視して、僕はその先をちらっと見た・・・

その先は、、、

非常誘導灯だけが不気味に光っている、廊下が続いている。
あまりにも怖かったので、僕は慌てて魂を引っ込め、メジャーのように自分に戻す。

ガタガタと震えながら腕の中の三男を抱きしめた。

そこで目が覚めた。


「霧丸は不潔だわ」
「いやだから、違うって、そんな趣味はないから!!」

相方の次女に呆れられた、今日この頃だった。
2018-12-01 00:25 | カテゴリ:精神世界
僕は主の元へいった。

今日の仕事中も、
三男の名が聞こえてきて辛くなるも、
次女が、その度に手を握ってきてくれたりして、安定することができた。

「霧丸様、しっかりしてください!私です!次女です!!今は三男様はいませんから安心してくださいよ!」

その言葉が、安心できた。

「三男様は、一体どれほど強い呪いを、霧丸様にかけたのですか・・・!?私は気になります」

そんなわけで同行してきた次女・・・

「あー次女ちゃん久しぶりー」
緊張感がない長女に
「んだよ、部外者連れてくるなよ」
と、不機嫌な次男。

「まぁ部外者だなんて失礼な!私はこれでも、藤沢家の一員でしてよ!!」
怒る次女。

「霧丸、来たね。ちょっと来て」
主に案内される。そこは小さな会議室のような部屋だ。

「こんなこと勝手にしちゃって申し訳なかったけど、長女さんが催眠を使えると聞いて、ちょっと利用させてもらったよ」

つまりこうだ。

なんで今回三男がこんなことになったのかの原因特定のため、
彼は長女に頼み、三男に催眠をかけた。
そして全て話すようにした。

「チビたちの名前にモデルがあるって本当?」

「うん・・・でも、勘違いしないでほしいのは、見た目とか設定はそのモデルとは関係ない。名前を拝借したって感じ」

「そう・・・最近、特にチビのモデルに変化はあった?」

「あー・・・」

僕は思い出した。
長年、そのキャラにはコレといった声がなかったけど、
最近つけられるようになったことか。


というか、そのゲーム自体、
一時的に中断していたけど、そのモデルのキャラが来たら復帰しようかなって思ってた。

しかも、その声優が、
まさかとは思ったけど、自分が大好きなキャラ複数を演じている、
大好きな声優で・・・

大好きなキャラと大好きな声優・・・

これ以上にない幸福だったよ。



しかも新たに書き下ろされた絵は、
とても可愛かった。

もうソレ知ったら速攻でそのゲームは復帰して、
速攻でそのキャラ手に入れたよ。
(金銭的な面で課金は程々にしたけど・・・)



「そう。じゃあ、それは霧丸が悪い」

「わかってる・・・僕が悪いよ・・・」

「チビ、凄く泣いてた。
『私は一体何の為に産まれたの?何の為に生きているの?』って、
チビは霧丸がそのキャラを好きだったことは知っているし、
霧丸がそのキャラは現実にいないことは知っているからって事もわかっていた。

チビは自分と同じ名前のそのキャラを霧丸が愛でて居ても、霧丸が幸せそうならと、我慢して居たけど、
あまりにも霧丸が、自分を見てくれないことに失望したあまり、
『一掃のこと、自分ごと霧丸がそのキャラを嫌いになるようにしてしまえ』と、してしまったらしい。
君に似て、いざとなったら辛いって言いづらい性格だから・・・


まぁ、これは完全な『暴走』だ。」

「待て、僕は版権の思念体は作ってない。名前だけとっただけだ。なんでそんな・・・・・・」

「次男から聞いたけど、霧丸の本名だって、父親が好きだったアーティストの当て字なんでしょ?
だったら、思うことはわかるんじゃないの?」

「まぁね・・・ぱっと見普通だから、DQNネームじゃないだけマシって感じだけどね」

「彼も同じだよ、きっと」

ラピスを持ち、彼の元へ謝りに行くことにした。