2018-10-13 00:40 | カテゴリ:三男
なんか久々に身体が怠い。
疲労などとは違う、霊特有の寒気と重たさを感じる。

まぁ、放っておけば消えるだろうと、
なんもしないでいた。

夕方、アイロン台が欲しかったので、
ふらっと某SCへ行く。

相方は、めんどくさいから手慣れている次男だ。



……異変が起きたのはそれからしばらくして。


僕が、そのSCで探し物をしていたら、
ふと脳内から、三男の事が脳裏に浮かんで、
離れなくなる。

いやまて。

今は次男のサファイアしか持ってきていないのに、
何がどうしたというんだ。

次男が少し辛そうだ。

少し三男に汚染されたとのこと。

サファイアになってからは次男は力を得たが、
三男は元から力を持っているし、
確実な9月の守護者であるサファイアの次男を目の敵にしている事や、
僕が最近、三男に構わないのが気に入らないのか、
強行してきたようだ。

まぁ、なんとか次男が勝って三男を追っ払ったけど、
こんなことする奴、初めて見た。

これは、三男の暴走だろうか……

帰宅後、姉御によって縛られていた三男を問い詰めた所、

「今日は一緒に買い物に行くって約束したのに霧丸さんが約束を破るから悪いんですよ!!

私はてっきりお昼ご飯食べたら出かけて、お茶して買い物して……って思って楽しみにしていたんです‼︎それなのに霧丸さん4時過ぎまでゴロゴロしてるし、やっと行くのかと思ったら、次男さん誘って!!
私との約束はなんだっただろうって虚しくなりましてね。だったらデートをぶち壊してやろうと思ったんですよ!

邪魔な長女さんや次男さんを取り殺して、霧丸さんが二度と私から離れないようにすればいいってね!!」

「ちょっと霧丸、これヤバいんじゃないの!?」

「だから僕にあんな事をしたと……オメーがずっと頭から離れなくて、大変だったんだぞ。下手すれば俺、基●外扱いされる所だったんだぞ……それでいいのか?」

三男が頭から離れなくなった時、
僕は少し前に見た、統失のVR動画を思い出した。

コンビニでの光景や、
家での幻聴の話……

なんとか抑えたけど、
一時はマジでおかしくなりそうだった。

「私は霧丸さんがずっと私だけ見てくれるなら、それ以上の幸せはありませんし、
その為だったらなんだってします。

それに、私は長女さんや次男さんのような肉体で愛を求めるのが嫌いなのです。

身体だけの愛なんて穢らわしい物、私には不要です。
私が欲しいのは……霧丸さんの心です。

それなのに霧丸さんが無視するなら、霧丸さんを亡き者してでも手に入れてみせます!!」

「つまり僕を殺しても構わないと……そんな事するなら僕はラピスを破壊する」

「ラピスを破壊しても、私は死にませんよ。霧丸さんの精神を依り代にするか、他の物に宿ればいいだけですから」

「怖いよお前さん」

「霧丸さん……大好きですよ……」

眼鏡の下の目が怖い。

思念体は創生主を愛するというのは聞いていたが、
これは流石にないだろう。
明日は仕事だし、迷惑を掛けることはできない。

これが暴走か……

いや、確かに気温差とか天気とかで参っていたのは確かだし、
三男を過剰に恐れていたのは確かだ。

悪いのは僕。


ごめんよ…………

今度の休日、晴れていたら、
何処かへ行ってお茶にしようか……

それでも…………いいかな…………?




「霧丸さんの心臓の音……落ち着きます……」

僕の腕枕で眠っている彼が言った。



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