2018-10-01 16:21 | カテゴリ:考察
「ねぇ霧丸、あたしの家にこんなのがいたんだけど…」
長女はそう言って、大きめの瓶を僕に差し出した。

「出せー!出せー!!」

瓶の中に入れられた小さな3人の小人が瓶を叩きながら騒いでいる。

その小人の姿は、宛ら忍たまの乱太郎、きり丸、しんべえに酷似していた。

手で乱太郎似の小人を掴み上げる。

「らんたろー!!」
しんべえ似の小人ときり丸似の小人が叫ぶ

「なにするんだよーー!!離してよー!!!」
甲高い声で、乱太郎擬きの小人が叫ぶ。

ぶたないで!

しんべえ擬きときり丸擬きが潤目で訴えてくるが、
残念ながら僕は摂津のきり丸は苦手でね。
(霧丸って名前だから、よく言われるが…)


「わたしたちを潰さないで下さい!秋アニメとか秋ドラマとかそんな浮気しないで、
わたしたち忍たまだけ見ていて下さいよー!!」

「一途なのはいい事だぞー!!」

(注 ⬆️は三男様とは一切関係ありません。あと、三男様は乱太郎をモデルにした版権物ではありません)

あ、成る程、
その手の害虫さんか。

コイツらは、乱きりしんの姿をしていて、
僕や長女に取り憑いては、

「忍たま以外はクソ」
「こんな作品より忍たまの方が面白い、面白そう」

と洗脳してくる。

でも、忍たまだけ見ていても、
それは、ただ『トラウマの克服』ではなく『自分の世界に籠る』事になる。

『自分が見ているのは小さな世界だけ』

次男に笑われたのも、わかった。

世の中には、沢山の知らない世界がある。
それは良くも悪しくも(犯罪は勿論ダメだけど……)自分にとって大切な出会いである。

一歩踏み出すのは億劫でも、
後から、良し悪しは決めればいい。

取り敢えず、食べて見ないと、
そのものの味はわからないし。

現に僕は、野菜全般が苦手だったけど、
食べているうちに、キチンと処理すれば美味しい事を知った。
苦手だから野菜を避けていては、栄養失調になってしまうし、
如何に苦手だったり忌避されたりする物を上手く調理するのもまた、
料理の醍醐味な訳で……

ほうれん草嫌いを克服してからは、
藤沢家の湯豆腐にほうれん草は、欠かせない存在になった。


今ではお弁当の彩りや物足りなさなどを考慮してか、
苦手だったプチトマトに関しても、
入れるようにしてるし、
前ほど苦手意識は減った気がする。

話は逸れたが、
この害虫はどうしたかというと、

最初は捻り潰そうとか思ったけど、
長女の説得もあってか、殺さずに、逃す事にした。

その時、他の作品に手を出すことは、

浮気ではなく、君達をもっと好きになる為の一貫であって、
大切なものを知るためとか、人間の成長には色々と刺激が必要なんだ。

と説得させた。



思い出す。

僕が修学旅行で3泊4日、ニュージーランドに行った時、
3日目で日本の白いお米や味噌汁やシンプルな焼き魚が恋しくなって、
成田に着いて解散したときに、公衆電話(ガラケーは意味が無いから置いて行った)で、
両親に
「今帰国した。飯は白米と味噌汁と焼き魚にしてくれ」と頼んだのを。

現地のトイレに行って、
今は日本では当たり前の温水式便座が無いのが衝撃だった事を。

その時思った。日本って、本当に恵まれてて、優れている国だなって。


だから、

大切なものは、
常に一緒じゃなくて、
一度離れてみて思い出す。って。


だから、一度、
忍たま乱太郎を主食ではなく、
秋ドラマや秋アニメを主食にしてみたら、少し何か思うことはあるだろうか。

邪魔者は消えたなら、それを狙っている。

彼らはわかってくれたみたいで、
ま、たまには団子でもちょうだいね!っていって退散していってくれた。

長女は、乱きりしんが退散して忍たま見なきゃとか思うことがなくなったから、スッキリしたと言っている反面、
たまには学園ものとか観たいと言っているけど……

学園モノ……恋愛系は苦手だぞw

(僕たちがやりました のような、アウトロー的なのは嫌では無いが)

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