2018-08-02 23:59 | カテゴリ:考察
先日のトラウマ騒動でふと思った方もいるだろう。

「何故、藤沢という奴は忍たまキャラの精霊体ではなく、リアルで苦手とされている『忍たま信者』を作ったのか」と。

わざわざこんな回りくどい事をせず、ストレートに忍たまキャラを作って楽しい日々を送ったほうが早いのではないか?と。


そりゃそうだ。
一から設定から何から考えるくらいなら、
最初から出来ているキャラを設定した方が楽なのはわかってる。


夢小説とかの要領でやれば、
手っ取り早いのではないか。と。


でもそれはダメだ。

まず、これではただのキャラの窃盗だ。

既にある作品には作者がいるし、
そのキャラもそのキャラの世界観も、その作者が作ったものであって、
そのキャラが生きる場所はその作者が作った、世界であるのが妥当である。

次に、たとえば長女を架空の「忍たま信者」ではなく、
例えば「忍たまに出てくるようなくのいちキャラ」という設定にした場合、
それは「世界観の窃盗」という事に繋がってしまう。

幾ら妄想の世界だからとはいえ、
人の作ったものを自分の都合がいいように解釈して、
自分の世界に住まわせてしまったり、
自分の作ったものを強引にその既存の世界観に押し付けてしまうのは、
元からある世界観を破壊し、キャラを誘拐してるような気分になる。

人が作ったものを、むやみやたらに壊すのは、正直良くない。

そもそも、自分がやりたいことは、
好きなキャラのコピーを作って過ごすことか?

いや、違う・・・

それでは、ただ理想と現実の境界線を破壊する、危険以外何物でもない行為だ。

人工精霊もタルパも、
そんな私利私欲な目的で作るものではない。




もしそれを無視して、
例え僕が・・・そうだなぁ・・・自分の好きなキャラである、猪名寺乱太郎の精霊体を作る事にしよう。
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設定は実在する通りの見た目で、
声も担当声優の高山氏の声になるようににしたとしよう。
(ピンと来ない方は、某バーローと同じ声と思えばいい)


確かに好きなキャラといる日常は楽しい物に変貌するだろう。

しかし、人工精霊にしろタルパにしろ、
人形ではなくて生きているので、
いつかは自我が生まれてゆく物だ。

いくら躾をきちんとしてても親の望み通りに子供が育たないのと同じなように、
自分は元ネタの子(このケースでは乱太郎)を作ったつもりであっても、
どんどん違いが出てくるものだ。

例えば、
本物の「猪名寺乱太郎」は足が速くて穏やかな性格という設定だが、
「出来上がった乱太郎」は、足が遅くて喧嘩大好きなヤンキー体質になりましたという事もにもなりえることもあるのだ。

例えば、忍たまの世界は歳をとらないで、
乱太郎たちは永遠に10歳の一年生のままだけど、
リアルの僕たちは歳をとってゆく。

例え年齢を固定した場合、
僕たちは50歳になっても精霊は永遠に10歳のままだし、

年齢を動かすになった場合、
成長と共に変わってゆく。その時点で、少しずつ元ネタと解離してゆく事になる。

年を固定した場合、
もし年を取った場合でも「作った乱太郎」は10歳のままになる。
もし配偶者や孫がいたらどうなってしまうだろうか・・・

あと、原作側の設定も受けやすい。
例え原作サイドで「本物の猪名寺乱太郎」に大きな変貌(性格の変化、死亡、障害等)があった場合、
「自分で作った乱太郎」の設定にも大きく関わることになる。

もしある程度成長が進んでしまった場合だったら、
いきなり原作に準じて変えようとした場合、暴走の原因にもなるし、
精霊体からしたらなんで?ってなるのは当然だろう。


そして物事には始まりもあれば終わりもある。
僕だって、幾らしがらみを乗り越えたとしても、
この先ずっと忍たまを好きでいられる自信はない。

結婚してしまうかもしれないし、
災害があるかもしれないし、
海外に引っ越すことになるかもしれないし、
忍たま以上の何かに出会える日が来るかもしれない。

もしそうなった時、
信者にした場合、正当な理由なら仕方ないとなる可能性もあるし、
また下らない理由だったら、怒ってくれることもあるかもしれない。
足を洗っても数年後、二人で
「ああ、昔は2人で一緒に忍たま見てたりしたねぇ・・・」って笑って思い出話をする日が来るかもしれない。

しかし、ダイレクトに忍たまキャラを作った場合、
もしも↑のようなことが起きたら、こうなってしまう事もあり得るのだ。
「あ、もう僕、忍たま辞めたから君はもう要らない」と。

先ほどの通り、一度作った精霊体の見た目を変えるのは至難の業だし、
暴走の原因にもなるし、精霊体は人形ではない(僕が言うな)


だからこそ、自分が好きだから!などと安直にそのままそっくりな精霊を作るのは、
辞めた。

これはアニメや漫画などの創作物ではなくて、
実在の人物にも言える。

ましてや、実在の芸能人等をモデルにするのは、
言語道断だ・・・最悪、ストーカーに発展する可能性もあるし・・・

なんていっても、
一から十まで全部オリジナルだけで行けというのは至難の業なので、
丸パクじゃないなら、参考程度に名前、性格、容姿等の一部を拝借するのはありだと思っている。
(僕は全部オリジナルでやってるが・・・)

例えば、
「らんたろう」という名前がいいなら「らんたろう」という名前の精霊体を作ればいいけど、
見た目等を変えて実在するキャラの「猪名寺乱太郎」を作らないようにすればいい。

要は、自分が楽しめばいいけど、
丸パクは色々な事を考えたらダメだけど、参考程度なら有りだというのが、僕の考えだ。

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