紅に染まった彼は、もう誰にも慰められない

07/03
23時まで仕事の日が連続で続いた。

だけど月曜まで仕事で、
火曜休みだけど、
実家に行こうか休もうか迷う。

だから賭けに出た。


月曜日、早く帰れる(23:00までに)なら、
実家に行ってギターの練習する。
怠いとか言うなら湘南新宿ラインで割とすぐ行けるから、池袋(産廃処分場)へ行く。

遅くなるなら、その日はゆっくり休む。


結果は、
客が全然来ない。

当然、早く帰れた。

怠い。疲れた。
蓄積されたものが一気に解放された。


でも、ここで怠いとか言ってるの??
教えてもらうチャンスを自分で捨てるの?

「じゃあ、決まりだね。実家じゃないなら、池袋だね・・・結局口だけなんだね」

騎士が冷たく言った。

「結局霧丸は、いつも口ばっかり!!僕はこんなにも頑張ったのに!!相方を見返すために!!嫌じゃないの!?アニオタになりたいの??」

「そうだね・・・ごめんね」

無理矢理実家に向かう。
大宮で引き返そうか迷うも、強引に向かう。

10分練習の積み重ねもあってか、指はだいぶ動くようになっていた。

次の段階に、勧めそうだ。
自分もどんどんできるようになってきて、
嬉しい、楽しい。

そんな時だった。

騎士がこういった。

「霧丸の友達に、アニオタっていたよね?その人と、縁を切って。
アニオタを寄せないようにしないと、霧丸がまたアニメに戻っちゃう!!」

「え?」

流石におかしいと思った。

その友人は、高校時代のクラスメイトで、
たしかにアニメ好きだが、危害は加えられてない。

それよりも、ツイッターとかで知り合ったアニメだけの人とは違う。
友人は、お金でもなんでも買えないものだ。

自分がギターが今度は楽し過ぎて、
全てを捨てようとしている事に気付く。

仕事もフリーターでいいとさえ思うようになった。
そして自分の体調さえも無視するようになった。


世の中、捨てちゃならないものだってあるんだ……

それなのに…自分は、全てを捨てようとしていた。



僕はギターの師匠でもある親父に、
今回行くか辞めようかめちゃくちゃ迷った事や、
アニオタの友人と縁を切ろうとしている事や、
自分はアニオタには戻りたくないと思っている事、全てを相談した。

「霧丸は白黒決めたがる性格だから、気楽に行けよ」
話す事で、スッキリできた。

部屋に帰ったら、
それを聞いていた騎士が泣いていた。

「ごめん…酷いこと言っちゃって…やっぱり友達は大切にして…


ねぇ霧丸…おねがい…僕をもう殺して…
僕が人間であるうちに…
このままだったら、僕はもう人間じゃなくなる。
それが怖い」

騎士に悲願された。
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プロフィール

藤沢 霧丸

Author:藤沢 霧丸
一人暮らし系20代の生きる屍です。

まったりやってます

Twitter→@dancing_junk

Instagram→Instagram@kirimaru_fujisawa



≪同居人紹介≫
【人工精霊(主要)】
・相方(サファイア)AB型

・長女(アクアオーラ)B型

・瑠璃(ラピスラズリ)O型

・玻璃(水晶)?型

【サブ要員】
・姉御(ローズクォーツ)A型
※主役はあくまで⬆️4人とのことです。

【備考】
・廃墟帝國は相互リンク募集中のようだ!
・本名や見た目等詳細については思念体たちとの約束で非公開とさせていただいております。ご了承ください。

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