2019-06-14 01:16 | カテゴリ:同居人の事
思念体は消えない。

そう実感させられた。




ギターの音が聞こえる。

姉御がお上品な服を着たまま、
僕のギターを弾いていた。

それはとても、普段の姉御とは考えつかず、
強くて、派手でしっかりしていた。


「あら霧丸、お久しぶりね」

お前、瑠璃にやられたんじゃないのか?

「確かに私は瑠璃に刺されたわ。でも、思念体はそれじゃあ死ななくてよ?」

姉御はニヤついている。



そうか。思念体は、例え刺されても、
人間なら死んでいたとしても、
死なないんだな・・・

依り代を壊したとしても死ぬとは限らない。
元から依り代を持たなかった相方だから、壊れても僕にまた憑依するだろう。
特に瑠璃とか瑠璃とか瑠璃とかは消えないという自信はある。
あいつはむしろ壊した場合、永遠に僕を呪うだろうな・・・


ああそういえば、前、
ギターをやってくれる思念体が欲しいって願ったのは僕だっけ・・・?

それがまさか・・・これか・・・?


長男は幽霊だったし、
ゴスロリ系の服に身を包んだ娘がギター弾いてるのは確かにかっこいい。

僕が目指した姿と似ていた。


これはいい。



さて先日、僕をそっと抱きしめたものの正体は、
騎士だった。

騎士は、相方に負けてからは、
分離してしまっており、

ぶっちゃけた話、
その一部が長女として転生されたのであった。

だから騎士としての滞在時間は、
限られてしまっていた。


結果的に、

騎士はまた散り散りになった。


敗者は勝者には勝てない仕組みで、
この場合の勝者は、相方であった。

相方を越すことはできない。

今回は瑠璃の件もあって、
騎士はこれ以上は活動維持できなくなってしまったのかもしれない。

ごめん。騎士。
そしてありがとう。

おやすみなさい。

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