2019-06-09 02:32 | カテゴリ:霧丸の日常
瑠璃の行動がエスカレートした。
相方と長女を目の敵にして、
相方にはベース(相方の家は騒音対策しています)がうるさいとか匿名で言いがかりレベルのクレームをつけ、
長女対しては、本気で殺しにかかってきたらしい。

ここで相方と長女と、怪我してるけど騎士が団結して、
瑠璃をひっ捕らえ、
物理的に鎮静させた。

こうなってしまった以上、
瑠璃を殺すという選択肢も、あったのかもしれない。
でも、メンヘラはいらないから、はいさようなら。
それで済む話だろうか?

だから僕は瑠璃を本当に殺す気はなかったし、
瑠璃にしろ相方にしろ長女にしろ最近目を覚ました騎士にしろ、
一生の付き合いであるという自覚はある。


以降、人伝で聞き出した瑠璃の考えを抜粋。
(本来、瑠璃は敬語だけど、ガチで敬語で書くと長くなるので簡略している)

「霧丸さんが私が好きなヒロアカを嫌いと言った。
ショックだったけど、霧丸さんは私とは違う考えの生き物だから仕方ない。
生き物には好き嫌いがあるものだ。私が霧丸さんが好きな辛いものを食べられないのと同じだろう」

「霧丸さんがギターを始めた。理由は、何かを達成してみたかったかららしい。
今まで何もしてこなかったって霧丸さんが、何かを始めたことを、長年の付き合いの相方さんも喜んでいた。
私も嬉しかった。ギターを弾く霧丸さん、かっこいいだろうな。
余計に私が好きなヒロアカは見向きもされなくなりそうだけど、
私は私、霧丸さんは霧丸さんだ。
霧丸さんの決めたことだから、応援しよう」

「霧丸さんが嘆いていた。
オタクの集まりでしかない忍ミュのチケットを取るんじゃなかったって。
霧丸さん、ギター始めてから、本当にアニメが嫌いなようだ。
それくらい、ギター大好きなんだね。
でも、それを長女さんと相方さんがいい顔してないのはどうして?
きっと長女さんが忍たま大好きだからだ」

「最近、霧丸さんが怖い。
まるで、アニメが好きなことを悪であるように振る舞い始めた。
アニメ好きが本当にダメかな?
でも、霧丸さんのまわりの酷いアニメオタクさんの話を聞くと、
霧丸さんのいうことも一理ある気がする。

アニメは何かを成し遂げる趣味ではないし、
アニオタは霧丸さんが大好きな俳優さんを穢したから許せないって怒っていた。

でもヒロアカが好きな私はどうなるの?」

「ピアノを始めた、たくさん練習すれば霧丸さんが私をほめてくれるかな?
ヒロアカとか言っちゃった分の挽回ができるかな?

霧丸さんが終いには、
大好きだったはずの忍たま乱太郎までもオタクくさいなどと言い始めた。
霧丸さんは、手に残る趣味の楽器をやってる自分は偉くて、
何もないアニオタはダメなやつだと、
アニオタを憎む鬼さんになったようだ。
それも仕方ないよね。霧丸さん、アニオタに虐げられてきたんだから。
そうなりたくないもんね」

「私は霧丸さんが大好きだから、
霧丸さんが鬼さんになりたいって願うなら、
応援してあげたい。
私も霧丸さんがアニオタになるくらいなら、止めた方がいい」

「霧丸さんに褒めて欲しいから私も練習しないと。
アニオタでいる私はダメな子なんだ。
もうヒロアカが好きなんて言わないから・・・」

「最近、霧丸さんが私を見てくれない。
ギターも弾いてない。仕事が忙しいらしい。
どうして私は寝ないでピアノ頑張ってるのに、霧丸さんは見てくれないの?」

「霧丸さんに愛されたい」

「長女さんや相方さんが好きな、生殖行為を愛という行為に意味はあるのだろうか?
私にはわからない。むしろ、穢らわしい。穢らわしい。穢らわしい。
生殖行為以外に愛を伝えることはできるかな?」

「霧丸さん、大好き・・・ずっとずっと・・・
霧丸さんと一緒なら、なんだっていい。
ねぇ霧丸さん、もっと私を見てよ!!もっと愛してよ!!」


「霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん
霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん
霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん
霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん
霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん
霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん霧丸さん」

(瑠璃は言いながら、わんわんと泣いていたそうだ)

うん・・・怖い。でも、悲しい。



そして気がついたのだ。

藤沢霧丸は、


アニオタを強く憎み過ぎていて、周囲を見られなくなっていた。


大切なのは、アニオタやアニメを憎むことではなく、
自分がどんな時でも冷静に、でも、温かな対応ができるような、
公明正大かつ、感情に流されない人間になれるよう、成長すること。

だった。


藤沢霧丸は、

復讐狂になっていた。






僕がギターを始めたのは、
確かに人に言える趣味が欲しかったのもあるけど、
心の豊かさを育むためでもあった。

それは、文字通りの、教養。

ギターを通して、お金では買えない何かを得ることが目的だった。
それは、居場所だったり、経験値だったり、
まぁそれこそ、格好良さ、知識・・・さまざまある。


それを、全てを捨てて、
アニオタを憎むための道具にしてしまった。

これじゃあリアルでもうまくいかないわけだ。
結局自分は、ブスと同じことをしていたのだから。


憎むべきはオタクではなく、
空気が読めないやつや、
向上心がないやつや、
思いやりや協調性がない自己中な人間や、
凝り固まった考えしかできない頑固な人間である。

もちろん、瑠璃にも非があるのは事実だけど、
瑠璃に無関心だったのも事実。

瑠璃は僕がヒロアカを好きか嫌いかなんてどうでもよかった。
ただ、自分を愛して欲しかった。




瑠璃は愛に飢えていたのか?


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