2019-05-17 00:29 | カテゴリ:霧丸の日常
瑠璃は暴走し・・・なかった。

でも、暗い顔はしていなかった。

「それは、アニメは忍たま以外はいらないって意味ですよね?
大丈夫。わかってますよ。
霧丸さんは少しづつ変わっているから、私は咎めません。
むしろ、アニオタに戻られても困るので、
これ以上ヒロアカを勧めべきではありませんね」


瑠璃は笑っていた。

変わっている?

どういうことだ?

「だって霧丸さんは、アニメもある程度見てるけど、いろんなバンドの曲を聴き始めてるじゃないですか?
からくりサーカスだって今のEDの曲は飛ばさないし、
最近興味を持っていらっしゃる、あのバンド、私もあのバンドは好きですよ。

それにヒロアカは、騎士さんが興味を持ってくださったようです。
だから、私は寂しくありません。

でももしまた、忍たまとかに籠るようなら、私は怒りますから」

要は、そういうことらしい。


瑠璃は、自分がヒロアカが好きだからヒロアカを勧めたいのではなく、
最後にヒロアカの話をしたのは・・・


本人曰く、試練だったらしい。


音楽はただ、かっこよく思われたいだけの表面だけの趣味ではないか、
(ここでヒロアカを勧めて、戻りたくなるならまだアニオタ化への道はあると考えたとか)

かといって、詰め過ぎていないか

色々と見ていたらしい。



怖いわこいつ・・・

「ねぇ霧丸さん・・・あのバンドって他にどんな曲があるんですか?私、ヒロインとハッピーエンドしか霧丸さんが歌ってるのを聴いてないんですが・・・」

「いや・・・ちょっとまって・・・銀魂の奴とか、高嶺の花子さんとか・・・」



確かに名前だけは有名だったけど、答えられなかった。

(ベースのマガジン見た時、表紙のメンバーが、これちょっと相方に似てね?ってことで、興味を持ったけど・・・)

今まで勇気100%とか忍たま関連の曲しか聞かなかったのが裏目に出たようだ。

いかに自分が『忍たま乱太郎』という狭い檻に閉じ込められていたかが思い知らされる。



「檻に閉じ込められちゃって、かわいそうな霧丸さん・・・私が、檻から出さないと・・・だからヒロアカを勧めたのに・・・なんてね!霧丸さんがアニオタにならなかったのは、私はとても嬉しいですよ。

色々なバンドを見ることは、ギターのモチベを高めるきっかけにもなりますからねぇ・・・」

瑠璃が笑った。


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