2019-03-16 02:32 | カテゴリ:同居人の事
瑠璃の前で合意の上でヒロアカ1巻を破った。
瑠璃自身が、藤沢家の住人でいることを望んだからだ。

「ヒロアカを捨てるか、藤沢家の住民権を捨てるか選んでよ」

そういって捨てたのが、ヒロアカだった。


約束通り、僕はヒロアカを破る。
細かく、細かく破いて、
賞味期限切れのケチャップで真っ赤に染めて、
この汚物を水攻めにした。

「これが忍たま乱太郎の原作(落第忍者乱太郎)だったら?」

もう散々それに関しては酷い目にあってきたから、
慣れてしまっていた。

嫌ならいいよ。見ないでくれて。


ただし、うちの場合、
それができないから困るのだ。

まぁ、瑠璃ももう受け入れて、
もう余計なことはしないといって、
一緒に忍たまを見ようと誓った。

だから瑠璃はもう許した。うん。



いやしかし、
本当にヒロアカって何がいいのかわからなかった。

特にお茶子が嫌いでね。
昔銀魂大好きで、特に万事屋大好きだったからね、
ゲロイン同士、神楽ちゃんと被るのが辛いんだよね。

まぁ単にヒロアカ自体が合わなかったってのが大きいが。


瑠璃がいい子になったから、
お茶子に似た思念体を作ってストレス解消に使おうか迷ってる。
嫌いなキャラだからこそ、殴りたくなるのが人の性。

「藤沢霧丸を虐待してた時に止めておけば・・・」

瑠璃が小さく言った。
自分だから別に・・・


「自分だから・・・じゃないんです」
瑠璃が左の袖を捲った。
そこにあったは、肘のあたりまで刻まれたリスカ痕。

「私もね、霧丸さんと同じだから、気持ちがわかるんです。
私の場合は先住民の相方さんや、霧丸さんが無駄に人を増やそうとしていることで、
自分が嫌になって傷つけていました。

最初は、軽く一本線を引くだけで痛かったですが、
今はもう痛みを感じないんです。
当たり前みたいになっているんです。

霧丸さんの心も、もしかしたら同じなのかもしれません。
ヒロアカの件はすみません。
でも・・・」

瑠璃はそう言って、持っていた刃物で手首をさっと切り、
腕をだらんと下ろした。

流れた血が、指先し滴る。

それを・・・僕の頰に添える。
鉄の匂いがする。
気持ち悪い。

「霧丸さん、私だって血が流れて、生きているんです。
お願いです!ヒロアカはもう諦めますから、私を殺さないでください!
霧丸さんのお金を無駄遣いさせてすみませんでした!!

でもお願いです・・・
そこまで言うなら、何があっても絶対に忍たまを嫌いにならないでくださいよ!!」

瑠璃は強く言った。

アホか。嫌いになんてなるものか。

お前も、忍たまも・・・

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