これを書いてる今、妹者(旧:長女)にベタベタとされている。

彼らはその死については、誰も後悔をしているわけでもないし、
恨んでいるわけでもないという。

「姉者以外の3人はやっちまったもんはやっちまったもんだし・・・」

といった感じで、むしろ開き直っているというか・・・


「これで全員一回死亡だな。生者から押さえつけられてる感はなくなったな」

相方はなんか嬉しそう。

「しかし、一体誰が俺らを蘇らせたんだ・・・」

「それな」

相方の疑問に、緊張感がないように、妹者が答える。


「いい加減、俺のことも気がついてくれないかな?」

聞き覚えがある声がする。

「高校のあの時、お前さんが兄が欲しいといったのは、
自分を助けてくれる頼れる存在が欲しかったって意味だろう?」

幽霊の長男。

「おめぇ、ふざけんな!そんなこと言って、騙す気か?」

「まぁ、あん時幽霊呼ぶって話で行ってたから、
俺もなんか幽霊になった。

ガチの幽霊はヤバイからやめとけ。
本気でアイツらは…」

奴は何か言おうとしてやめた。

「ここに幽霊がいる。その思い込みが生んだのが俺。

俺だってこいつらと同じ、思念体。

相方や瑠璃が力をつけていっても、俺は静かに藤沢家を見守っていた。
現実逃避がしたいから兄のような幽霊が欲しいっていうなら、
それは危険だ(変な奴に騙されるぞ)と警告した。

油断してると悪い奴に捕まるぞ?とかな。

でも、霧丸が考えている事が実は・・・って最近わかった時、
やっぱり放っておけないって思ったよ」

やっぱり、幽霊が憑くなんて、
メンヘラだったり、
よっぽどのことじゃない限りないんだろう・・・

「ちなみに、実際に死んだのは瑠璃と姉者と妹者だけ。
姉者は霧丸に近づいた変な霊に反撃して逆に殺された。

瑠璃は瑠璃で、クソ真面目だから、
死ってなんなんだろうとか変なこと考え始めて、死に際を味わいたくて飛び降りたらガチで死んだパターン。

妹者は妹者で、
色事に興味持ちすぎて自爆。
か弱い魂を襲ったり、
円光的なこともしてたからね。

まぁ、3人とも生き返ったからいいんじゃない?」

現実だったらThe Endだけどね・・・と、彼は笑った。

「で、相方は結局生死さまよって終わり。
実際にあいつは死んでない。
まぁ、死の世界を見てきたのは事実だろうけど」

ああ・・・そうか。
まぁいいんだけど・・・

「全部処理したのは俺だし、ずっと霧丸と一緒にいたんだから、俺だって認めてよね」

と、彼は言った。


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