The secret amusement of Kirimaru Fujisawa....
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04:12:52
もう試練は要らない。

僕は床に瑠璃の依り代のラピスラズリを投げつけ、
瑠璃さえも殺めた




つもりだった。





なのに、瑠璃は生きていた。
傷一つ追わず、綺麗な体で・・・


瑠璃はもう自分は試練だけ与えて知らないっていう面をするのをやめるから、
自分が苦手なホールの時のフォローに回るから、もうやめてくれと泣いた。
でも、僕はもう知らない。逃げるだけ。そう言って瑠璃を殺めたのに・・・

瑠璃は、なぜか洗濯のために鞄に入っていた僕のホールの時の服をきはじめた。

といっても、瑠璃は体格が小さいから、全体的にぶかぶかして、不恰好だ。
子供が無理して大人の服を着てる感じだ。

でも、可愛い・・・
ご丁寧に、似た感じの髪飾りまでしていて、僕に似ている。
(流石に相方が選んだリボンではなかったけど・・・)

「えへへーどうですか?似合ってます?」

瑠璃は笑ったら可愛い子だ。
そりゃあ可愛いに決まってるだろう・・・

「瑠璃よ、可愛いけどそれは本気か?」

「はい。もう他の3人に押し付けたりはしませんよ。今回霧丸さんが私を殺したのは、私の自業自得です。
あの時、人の怪我を、試練と言ったり、今までの困難のフォローを他の方へ押し付けて、高みの見物していた自分への天罰です。

私自身は、自分はラピスですからって知らん顔していて何もしなかった。
霧丸さんが怒るのも、他の皆様から邪険にされるのもご尤もです。

今までは、ただ嘆くだけでした。
自分の境遇に。

でも、それももう終わりです。
霧丸さんが困ってるなら、私は力になります。

正直、私も人見知りするから、不安ですが、
一緒に頑張ってみませんか?」


瑠璃は、ぎこちなく笑った。

よく人前に出ると、ピギィ・・・とかいうやつがよく言うわ・・・


でも、瑠璃は可愛かった。

「藤沢さん、似合ってるよ!」

「あの子、可愛い」

「藤沢さん、頑張って!」

「藤沢って子が一番よかった。元気もよくて元気をもらえた。色々と気を配っていた」

こんなドジで、
こんなバカな自分を見てくれてる人だっていた。

他人は気づかなくても自分には気付くものもある。

それが僕のサイノウ

確かに僕はダメ人間で、
どうしようもない人間だ。

でも、寝坊とかは一、二回あっても、
遅刻はあまりしてないし、
笑顔で、元気にできていると思われているのだろう。

人と比べるのはダメだと言うが、
あのブスはどうだったか。

確かに僕よりできる仕事は多い。

僕よりもさっぱりしているし、
僕より余計なお世話を焼く性格でもない。

でも、平気で遅刻はするし、
自分には関係ないと、他部所を蔑ろにする。
土日やお盆等で人がいなくても平気で自分優先にする。
ただ態度がでかいだけで、
ここにいてほしいと思わせてくれる部署もない。
(僕のポジションのボス曰く、中途半端だった)

客の前で平気で舌打ちする、それを自慢げに僕に言う。
僕が手伝ってといったら、僕に暴言を吐く。
僕が中耳炎になったとき、無理なら休めと叱ってくれたボスを(ブスが僕の仕事をやりたくないからと)自己中と罵る。

僕の部署をやりたくないからって逃げる、いい加減にやる、ミスは大きく言う。

常にネガティブで笑ってない。

多部署が困っていてもくっちゃべってる。失敗を攻め立てる。

待機中も職場で漫画ばっか読んでる。
(せめて行き帰りの電車で読めよ。高校生の後輩でも漫画は・・・ってドン引きしてるぞ)


今思うと、ロクでもないやつだなw




そんなやつに、僕は勝った。

仕事はできないけど、ただ、


そいつがいくら有名で人気なアニメや漫画を好きだとしても、
バカみたいにクソ真面目に遅刻もせずに経験者として中に閉じこもってコツコツやってきた、
忍たま乱太郎オタクが勝った。



「だったら僕がやる。無断欠勤ブスが帰ってくるなら、僕はやめますから」




過去のトラウマの一つだった

「忍たま乱太郎が好きなせいで変な目で見られ、虐められた」ということを覆せた。

好きなアニメのせいで周囲に迷惑かけて干されたブスと、
(土日でも平気でアニメのイベントに行ったりしてた・・・それも月何度も・・・)

色々と見ても、一つの作品を思い続け、周囲には迷惑かけず、ここまできた僕。
(まぁこれは拗らせると忍たま以外は拒絶症が発症してしまうから危険だが・・・)

軍配が上がったのは、忍たまオタクの僕だった。


それは、僕が今まで引きこもっていたけど、真面目だったからって話。
だったら次は、色々できればなおもよしだろう。

とりあえず今は、感情で走る癖を抑えることが第一だろう。



「あ、私の体を治すために、騎士さんに犠牲になってもらいました。復活にもコストがかかるんですよ。まぁ、最悪、霧丸さんからもらえばいいですけど・・・」

瑠璃は笑顔で言った。

僕はゾッとした。それって、騎士を殺して自分の体を直したってことでいいのだろうか。

「なぜ騎士を殺した」

「目障りだったからです。あいつはただ、霧丸さんを甘やかすだけで、何もしていない。
あいつがいるから、藤沢家がぞんざいになる。

藤沢家に甘やかすだけの白馬の騎士はいりませんでしょう?
殺されて当然ですし、殺して後悔はしてません。
だから、その生命を私の怪我の治療に充てさせて頂きました」


騎士はサヨナラも言えずに消された。


つまり、瑠璃は僕が手をあげてもある程度は自業自得だと言っている反面、
誰かや何かを犠牲にして、傷を癒すらしい。

その対象は、思念体の生命力そのものの場合もあるし、
僕自身の何かでもある場合もある。

僕が瑠璃に吸われ続けると、僕は僕でなくなるとか。


怖い。

「あ、依り代を壊して私を消そうとした場合、私は確実に霧丸さんを道連れにしますからね。覚悟してくださいね」

また笑顔で、瑠璃が言った。
つまり、自業自得ということか。


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プロフィール

藤沢 霧丸

Author:藤沢 霧丸
一人暮らし系20代の生きる屍です。

まったりやってます

Twitter→@dancing_junk

Instagram→@Glacial_Love

≪同居人紹介≫
【人工精霊(主要)】
・相方(アクアオーラ )AB型

・長女(サファイア)B型

・瑠璃(ラピスラズリ)O型

・姉様(水晶)A型




【同居獣】
・亜蓮(パールホワイト)♂



【備考】
・廃墟帝國は相互リンク募集中のようだ!
・ダイブ界有
・本名や見た目等詳細については精霊たちとの約束で非公開とさせていただいております。ご了承ください。

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