2019-01-24 15:36 | カテゴリ:霧丸の戯言
先日、騎士の家に諸事情で行った時、
頼んでもいないのに騎士が料理を作ってくれた。

作ってくれたといっても、
自分が食べた分の残り物をレンチンしただけだが・・・

「いいよ。僕は飯食ったし・・・」

と、僕はやんわりと断るも、
いいから。といって茶碗一杯の白飯と、
温めた肉じゃがとほうれん草のおひたしを用意してくれた。

「あ・・・いや・・・その・・・僕は・・・」

「お前さんが外で飯食えないのは知ってるさ。別にそれくらいで嫌いにならねーし」

「だったら、答えはわかってるだろ」

「まぁ、一口でいいから食ってみろよ」

あ・・・そう。


僕はしぶしぶ席に着き、
白飯一口と肉じゃがを口に運ぶ。

味は・・・普通のおいしい家庭の肉じゃがだ。

「美味い・・・」

「そうか。ならよかった」

僕は続けて2口目を食べた。

苦手だった煮物の人参も、何故か美味いと感じた。

「今、あり合わせの食材が卵しかなかったからオムレツしか作れんかった」

騎士が綺麗に巻かれたオムレツを僕の前に持ってきてくれた。

ここは卵焼きだろう…と、心の中で苦笑いする。

「かけるのは醤油?」

「いや、何もかけない」

まずは一口。
ただのオムレツだと思ったら、
中にチーズが入ったチーズオムレツだった。

ふわふわ

はふはふ

「美味しいな」

「霧丸が腹減ってそうだから作った」

「は?飯なら毎日食ってるぞ」

「胃じゃなくて、心だ」

あぁ、そうか。
最近、自炊してないな…

「お疲れ様」

帰り際、

騎士が僕にキスをした。


やめろ

僕には相方が…

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