僕とずっと仲良くしてくれていた相棒。
初詣もいったりして、楽しい日々を送れた・・・と思っていたのもつかの間。
衝撃の正体が明かされた。

霧丸、楽しかったね・・・と言ったあと、
彼はと衝撃の一言を言った。

「俺、実は次男なんだ」

意味がわからん。

だって次男はそこにいるし、
雰囲気だって違う。

相棒は空っぽだけど綺麗な印象で、
次男は冷たくて怖い印象だ。


でも、実家生まれで、僕のことを色々知ってるやつなんて・・・そう、いないはず・・・




厳密には、相棒は次男の使い魔。
次男はもう、自分は三男様に負けた、もう勝てないってのは悟っていたみたい。
だから、素直に負けを認めて、三男にリーダーを託して、霧丸の幸せを願おうと思っていた。

相棒はただ、自分のプライドが高い故に、
僕同様、過剰なイチャイチャを嫌っていた次男が作った妄想の塊。

もし自分がこうだったら、きっと霧丸とうまくやっていけた、
三男ではなく自分がラピスになれたのでは?という思いから生まれた、思念体の思念体。

空っぽでもいい。もっと自分に力があれば・・・という後悔の成れ果て。

一人は好きだけど孤独は嫌い。

イチャイチャは嫌いだけど一人は嫌い。
人の温もりが欲しいけど過剰に関わり合いを持ちたくない。

そんな矛盾が生んだ、矛盾の塊。

冷たくて重くて力が強いサファイアが生んだ幻想。


もういい。


お前はお前だ。

もう僕はお前を次男とは呼ばない。
お前はずっとずっと、僕の相方だったんだから。

だから、三男をお前が三男様と呼んで無駄に敬うのは辞めてくれ。
無理にクールでいようとしないでくれ。
無理に空っぽになんてならないでくれ。
お前らしくない。

お前はお前らしく、
これからもサファイアでいてくれ。

9月の誕生石は、ラピスラズリとサファイアだから・・・



どうやら、藤沢家はこの3人が今のところ主要だそうだ。
もしそれ以外に出るとしたら、きっとそれは、その3人の誰かの欲求の塊なのだろう・・・


人は誰しも、人には言えない闇を抱えているのだから・・・

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