2018-12-02 21:26 | カテゴリ:同居人の事
例のサナトリウムの2階は会議室のような部屋。
白い空間に白板と長机とパイプ椅子がある、シンプルな部屋。

広さは三男の居る個室よりは狭目だ。

僕は白板の前に立ち、4人に向かって熱弁している。

「おめーら、最近弛みすぎ!過度にイチャイチャするのマジやめろ!!」

「ごめんなさい…」

しゅーんとする三男。
いや、おめーはいーんだよ。
いい抱き枕だと思えば……(遠い目

次男と長女だゴルァ!!

「えーいーじゃんー」
「じゃあ襲撃されないくらいコミュニケーション取れよ」
と、開き直る次男。

そんな時、次女が立ち上がって、僕に意見した。

「霧丸様、ちょっと宜しくて?」
「はぁ、どうぞ」
「三男様、貴方最近、調子に乗りすぎでしてよ?
いくら霧丸様が優しくても、やり過ぎではありませんの?

人間を困らせて何許されていらっしゃるんですか?
貴方は本当なら殺されても当然なことをなさったのですわ!その自覚はありますの?

構ってくれないと慰み者ですかと泣き喚いて、
愛情やチョコレートを請求して、人を困らせて、
私は反省してるから許して?

どんだけ甘いんですか?
まず、私は貴方から、今回の件で謝罪の言葉を聞いていません!
悪いのは霧丸様だから私は被害者なんですか?
被害者ヅラも大概になさってください!!

まずは謝罪を為さるべきではないですか!?」

次女がピシャリと言って三男を指さした。

「おい待てよ!その件は和解が成立したんだろ?なんで蒸し返すんだよ!!」

講義する次男。

「次女、もう僕が悪いんだから、許してやってくれよ。これ以上三男を責めないでくれよ」

「そーだよ!!あんたこそ何がしたいのよ!!」

「お黙りなさい!あなたがたがそんなだから、この子は甘えるのですわ!!わかっていらっしゃるのかしら!!」

「ごめんなさい………」

三男が謝った。

「ごめんなさい?それが人に謝る態度かしら?すみませんでしたって土下座するのが筋ではなくて?違います?三男さん!」

「しなくていいよ…土下座なんて…」

僕が三男を慰める。

「いいんだよ。一緒にいると、ギクシャクすることも多かれ少なかれあるんだから。
そんないつまでも引きずってたって、ただ空気が悪くなるだけだし。

で、次女よ、これ以上三男を責めるなら、君が謹慎してもらうが、どうする?」

「っ・・・!!霧丸様には失望しましたわ!!私は、和を乱すような方が許せませんわ!!
だから、私は三男様が大嫌いでございます!!

こんな人が同居人にいるなんて、ぞっとしますわ!!
私から失礼させていただきます!!」

「はいどうぞ」
僕は冷静に返す。

次女はドアを大きな音とともに締め、
どこかへ消えた・・・


「はぁ〜・・・4人目育成は失敗かなー・・・」

「あたしは三男のおねーちゃんだからー問題児でも大事だからー」

「おい長女、それはフォローになってない」

「・・・あ」

「まぁいい。なんで霧丸は、無理に4人目作るんだ?やっぱりまだ、俺らと向き合う覚悟がないのか?」

「どうして三男を過度に怖がったのー?名前のモデルの子とかと関係あるのー?」

「あーなんか疚しいことしてるみたいだから辞めろ!!」



その後、
なぜかこんな話になった。

「あの扉の先・・・ちょっと肝試ししない?」

「え?」

管理者のみに表示する