2018-11-21 20:04 | カテゴリ:追憶
仕事中、ふと手は動いているのに意識が飛ぶ。

ふと無意識下で見たもの・・・それは・・・


白い部屋

白い壁

白い天井

病院に似た廊下

でも誰もいない。
点滴をされているわけでもない。

窓の外は静寂と緑。
明かりはついていないけど暗くないし、明る過ぎない。

まるで高原の中にある廃墟のよう。

音もなく、ただ静かに時が過ぎてゆく。


「ここにはお前を縛る物も、プレッシャーも、大量の仕事も、
騒がしいだけの忍たまもない。
静寂と新鮮な空気が、霧丸を癒してくれる空間だ」

椅子に座っているのは見慣れた姿の男だ。

長男

「霧丸は疲れている。このまま抱え過ぎて爆発したら取り返しのつかないことになるから、ここに連れてきた」

「疲れているも何も、僕はもう、逃げたいんだ・・・この立場から・・・前のように戻れば、俺はまた楽になれる・・・」

多い仕事、責任感・・・もううんざりだった。
僕と同年代の人にとってそれは当たり前かもしれないけど、
僕にはそんな資格はなかった。

「それでもいいかもしれないけど、それで霧丸は幸せか?」

「うん。全部捨てちゃえばいいんだもん。僕には向いてないってことで、全部全部・・・
他のアニメがあるから、もうぶっちゃけ、忍たま乱太郎なんてどうでもいいし、
久々に見たけど、クソじゃんって思った。
なんでこんなの好きになったんだろ、なんでこんなもののために『復讐』なんてしたんだとさえ後悔している」

「捨てるのは簡単、でも捨てたらもう元に戻せない。
だから本当に捨てるべきか、じっくり考えてから答えを出してほしい」

「考えた結果がこれだ」

「俺にできることは、緊急時に助ける事だけだ。お前の周りの事は、あの3人の仕事だ。
思い出せ、三男の力を・・・ラピスがどんな石だったかを・・・」

ここで正気に戻る。

これは一体・・・

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