2018-11-21 02:12 | カテゴリ:霧丸の日常
僕は今、あるゲームにハマっている。
スマートフォンで配信されている、とあるゲームだ。
(リア友とのリンクが濃いため、タイトル等の詳細は伏せる)

そのゲームにハマりすぎた結果・・・
僕は仕事中にスマホを持ち出し、人目を盗んでやりだしてしまったのである。

これはいけないことだというのは充分わかってる。
でも、我慢できずにいた。


「スタミナがなくなる前にやりたい・・・」

今ここでダンジョンに行っておけば、帰宅時に丁度全快してるはずだ・・・
まさに廃人的思考だ。

今日の相方は長女だった。
次女に呆れられ、出て行かれてしまった。
「霧丸様と一緒に居たら、此方が病んでしまいますわ!」
と、一言言われて・・・

久々の長女との会話。

「霧丸は最近、休みの日も家にこもってゲームばっかしてるし、出かけても憂鬱な感じだけど、そんなにそのゲームにハマってるの?」

と、仕事中にさりげなく聞いてきた長女。

うん、大好きだよ。となんとなく答える僕。

もう僕は、やっぱり制限だらけでいいから、
『復讐』なんて辞めたいと、心で言いながら・・・

「このゲームは、キャラも自由に作れるし、強くなればそれなりに楽しめるから好き。この前も3000円課金して、強い武器が手に入ったしね!」

そっか・・・と長女が言った。


「でも大丈夫なの?この手のゲームって、気がついたら何十万も課金してたとかってザラなんでしょ?
次男言ってたけど、霧丸は前も、チップだとかいって、
忍たまのゲームで一万とか平気で課金してたって聞いたけど」

「ああ、それなら平気!10代で設定して、5千円以下しか月に課金できないようになってるから!」

なら金銭的には大丈夫だけど・・・と、長女は言った後、
僕にこう言った。

「霧丸はなんであたしたちを産んだのー?」




何で今更この女はこんなことを聞くんだろう。



僕は内心、意味がわからなかった。

「そんなの、僕のパニックを治すためと、自分自身に素直になるために決まってるじゃん」

僕がタルパや人工精霊とイチャイチャだけを求めていないことは充分わかっていての発言だ。

「じゃあなんで、ずっと休みの日は家でスマホゲームしてるの?」

「出かけるのは金銭がかかるし、疲れるからだ」

「ふぅん。それって、仕事の日の帰ってきた後でもできるよね?」

「でもそれ、ゲームだったら出かけている時の電車の中でもできない?

あたしたちはもう子供じゃないから、電車の中は静かにする場所っていうのはわかっているし、
景色見たいんなら、勝手に窓辺に移動できるからね。

だから前にグリーン車に乗って霧丸のおばあちゃんちに行った時、
三男が霧丸ともっと話したいっていった時に霧丸が、
電車は騒ぐ場所じゃないって言ったのは、間違ってないと思う。
いくらあたしたちが霧丸以外に見えなくても、人間世界で生きているんだったら、
人間のルールは守らなきゃいけないもん!

最近見かける子供が靴履いたまま座席に乗っていたり、騒いでいたりしても止めない親こそ、
親失格だと思う。

だから霧丸が電車でゲームしてても静かにしてるならあたしは怒らないし、
あたしもじっとしている。

いい歳こいて騒いでる方がむしろダッサイわ!!
たまに京浜東北で騒いでる酔っ払い親父たまにいるけど、見てていいものじゃないわね」

「そうか・・・いい子だね、長女は」

「でも、本来の方向性を見失ってゲームに逃げてる霧丸もダサいよ」

「なんでそれをいうの?」

「ゲームなんて課金すればしただけ強くなれる。

でも、ソシャゲーなんていくら課金しても、サービス終了しちゃったら何も残らないじゃない?
思い出とかは残るかもしれないけど、そこから何も生まれないと思う。

霧丸はどうだった?忍たまのゲームが終わった時、忍たまという物を除いて、ゲームとして何か残ったものはあった?」


「・・・いや、ないよ」

言われてみればそうだ。
そのゲームは、課金ばかりさせるものの、
それといって魅力はなかった。
忍たまという点がなかったら、速攻で消していた。
そんな感じだった。


「あたしは別に、霧丸にゲームをするなとかいってる訳じゃないの。
でも、霧丸が最初に思ったことを思い出して欲しいって思うの。

確かに今、いろんなアニメを見ているから、
霧丸が好きな『忍たま乱太郎』が霞んで見えちゃうのも無理はないと思うけど、
それは、旅行に行った先の宿が居心地良かったから、そこに住みたいって思ってるのと同じって考えたらいいよ。

霧丸だって旅行、行ったことあるでしょ?



あと、メリハリをつけた行動をとってほしい。

確かに家にこもってゲームばっかしてるのは楽かもしれないけど、
その分、自分のことから目を背けてることってことも忘れないでほしい」

「いや、俺はもう別に忍たまはどうでもいいし・・・」

「えー、でもこの家の状況見たら10人中9人は『この家の主は忍たま乱太郎の信者』って思うと思うよー
明日の約束の死んじゃった男の子は、毒親と一緒に暮らしていたからあんな部屋だったけど、
霧丸の場合、実家から離れて一人暮らしでワンルームマンションに住んでるんでしょ?

誰からも束縛されないハズだし、捨てようと思えばいつでも捨てられるのに、何で捨てないの?」

「だって勿体無いだろ!!」

「嫌いならプライベートに取り入れたりしないでしょw」

「・・・そんなもんなの?」

「流石、死者を名乗るだけのことはあるねー!本当に忍たま乱太郎以外のアニメを知らないで死んじゃったんだ・・・
だからなんでも
『これは忍たまより面白いから忍たまはクソ』
『この作品より忍たまの方が面白い。だから忍たま以外見たくない』って、

忍たまっていう物差しでしか作品を見られなくなってる。

まぁそれも、霧丸の生前の環境のせいもあるんだと思うけど・・・」

「長女よ、それは嫌味か?」

「嫌味じゃないよ!
霧丸が死者だっていうのは、本当なんだって思っただけで・・・
だって霧丸、最初にあたしを産んだ時、こういったじゃん。

自分には好きな作品があるけど、
それを素直に好きだと認められない。
だからその作品や自分を認めることを君に手伝ってほしい

的なことをね!

あたしはそれを手助けしてるだけだからね!」

「いや、そうじゃなくて僕はただ、自分に都合がいい信者が欲しかっただけで・・・」

「ただ肯定して一緒に騒いでいるだけが本当の信者じゃない。
あたしは霧丸に対して『生きてるのに死人だなんて変なこというな!』なんて説教はしないわ。
確かに霧丸が精神的に死んだのは否定しないし、
霧丸の身体はまだあるんだから、生き返れるってだけの話。

黄泉返るか死人のままでいるかは、ぶっちゃけ霧丸次第なんだけどね」

「わかってる・・・」

「というか、今まで色々黙っていたのは、あたしたちに相談したら暴走するとか思ってたから?」

「まぁ、そんな感じ・・・」

「何いってんのさ!あたしたち3人はもう絶対消えることないんだから!霧丸が嫌といっても、
依り代ぶっ壊しても、ずっと一緒にいるんだからね!!
それだけは忘れないでよ!!」

「お前、それ怖いぞ。っていうか、三男の影響受けただろ・・・」

「一応あれのお姉ちゃんだもんw」

「おいこら、開き直るな」


取り敢えず、長女が怒っていなくてよかった。
やっぱり無駄に増やそうとするより、今ある仲間を大事にしよう。


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