2019-04-30 15:30 | カテゴリ:趣味
来月、やっぱりベースを買おうと思ってる。
先日、ふと立ち寄ったら見つけてしまった。
自分にしっくりくる、そんなベースが・・・

ギターが水色で忍たま乱太郎の一年生の色なら、
こいつは赤と白で、コナン君の靴の色的なイメージだ。



というのは・・・

家族の真似しかできない自分が嫌いだった。

絵や写真は妹がやってるし、
御朱印や寺院巡りは母親がやってるし
(親父と別居してた時は、京都に住んでいたから寺院巡りしてたら一時的に双極性障害が改善傾向になっていたとか)
エレキは親父がやっている。

俺って、人の影響でしか成り立ってないじゃん・・・

じゃあ人と被ってないものって何?ってなった時、
藤沢霧丸という人間は家族の中で何がオリジナル?ってなった時、
今のままだったら、

『アニメ(特に好きなのは、忍たま乱太郎。次点でコナン)』

となってしまう。

いやいや・・・

まだ括弧の中があるから変な目で見られることはないけどさ、
なんか虚しい人間だなぁって思う。

別にコナンや忍たまが好きなことを罪だとか思ってないけど、
それだけじゃ、なんかスッカスカで、
本当に空っぽな自分が嫌いだった。
(漫画やアニメだけで終わらせたくない理由については以前書いたので割愛)

「霧丸は俺の影響でギター始めた」とドヤ顔で豪語する馬鹿親父の姿は見て取れるし、
いつまでも人真似ばかりで成り立っている、
忍たまを逃げに使っている自分にはもうサヨナラだ。


将来は、
親父のギターと僕のベースで、
昔の約束を果たす。
(勿論、エレキも続ける。楽器の基礎はギターかピアノがお勧めという話もあるし、ストレス発散でアンプ繋いでエレキ弾きたいのもあるし)

「はぁ・・・ヒロアカも断捨離の対象ですか。
そうでしたら私はもうヒロアカの話はしません。
私一人で楽しむことにします。
あ、でも、お金に余裕があったら、ヒロアカの続き買ってきてくれたら、嬉しいなぁ

霧丸さんは霧丸さんとして楽しめるものが見つかったなら、私は応援しますよ」

瑠璃が微笑んだ。

勘違いしないでほしいが、ヒロアカが断捨離対象なのは、
僕の頭の中からであって、瑠璃が好きであるなら、
ヒロアカの単行本はまだ捨てない。

コナンや忍たまだけでは宜しくないので、
大嫌いでも軽く読み流すのもアリだろう。



「そういえば気になったんだけど、ギターなりベースなりを依り代にして付喪神的なものを呼び出せたりはしないのだろうか・・・」

「輝針城かよ!!でも、面白そうだからやってみたらいい」

「まぁ、ガチガチに意識してはダメ・・・だな」
2019-04-30 11:07 | カテゴリ:同居人の事
5月下旬に行くことになっていた、
最初の抽選で運良く当選した忍たまの2.5次元ミュージカル(通称:忍ミュ)第十弾。

最近、それさえも行く気がない。
というか、アニメ全般に興味がなくなっている。
(今年のコナン映画は切ることにしたし)

飯の時間にぼんやりと録画した一部の作品を見る程度で、
何がしたいってわけでもない。

行きたくもないものに、
千円近い交通費を掛けてまで行く必要があるのか?

そんなことを考えるようになった。

それを相方に相談したら、
近くにあった空のペットボトルを投げられてだな・・・

(これ術者虐待だろ)

「他は捨ててもいいけど忍たまは捨てないって約束だったろう」

と冷たくあしらわれた訳だ。

相方曰く、瑠璃がまたヒロアカねだりしてきたなら、
自分からもきつく灸を据えてやろうかと思ったらしい。


「いやだから、別に忍たま自体を捨てる訳じゃねーよ!!忍ミュに行くのは嫌だって言ってるの!!」

「今はギターなりベースなりがあるからだろ。ギターやベースは他の時にできても、忍ミュは今しか行けない。
いっときの感情で、全てを決めるのは止めろ。取り返しがつかないことになっても遅いんだからよ」

またここでも、慌てるなと言われる僕。

「お前がヒロアカ嫌いなのは十分わかったし、
瑠璃やヒロアカへの愚痴なら聞いてやるけど、忍たま乱太郎は切るなよ。
は組がうざいとか、そういう言い訳いいから」

・・・はぁ

行かなきゃダメですかコレ・・・

チケット取るんじゃなかった・・・

2019-04-29 00:47 | カテゴリ:霧丸の戯言
正直言って、
俺は僕のヒーローアカデミアという漫画が大嫌いだ。



あれ、正直言って、
個性とか言って、
変わっている人をバカにしているよね?

変わっていることを美化してるよね?

昔から変わっているって言われて傷ついてきた僕にとって、
正直ってヒロアカって見るのしんどいんですよw

変わってるのは個性でもヒーローでもなんでもないんです。
正直そう言われるのは、しんどいんです。
レッテル貼られてるみたいで辛いんです。
言われるたびに死にたくなるんです。

個性なんていって奇形を美化しないで欲しい。

なんで・・・こっちは普通にいきていたいのに・・・

何も苦悩も知らない奴らにオモチャにされなきゃならないの?

意味がわからない。




俺が一番大嫌いな漫画家は、
ヒロアカの原作者、ただ一人。

オススメに乗られる度にうざったいから、
原作者ブロックしてやった。
堀越だかなんだか知らんけど、目障りだわ。

まぁ、もう瑠璃だって独立した魂を持った存在だからね、
別にもう、瑠璃がヒロアカ好きなことはもうどうでもいい。

でも、このまま瑠璃とギクシャクしたりまた虐待騒動起こすのもいやだから、
瑠璃にはキチンと全部話した。



「霧丸さんは全然変わってなんていないですよ・・・私からしたら人を轢き殺してのうのうと暮らしてる老人や、平気で遅刻するような方の方がよっぽど可笑しいです」

なんていって瑠璃は背中をさすってくれた。

「そんなこといってるから、霧丸さんの周囲は病み垢ばかりになってしまうんです。でも、これだけは言っておきますけど、ヒロアカは決して変わっていることをただ美化しているだけの作品ではないんです!!

まぁ、辛い思いをした方にそんなこといっても無駄でしょうが・・・

ただ・・・霧丸さんがベース志願であっても、
今はとりあえずは基本を身につけると言う点でもギターに専念した方がいいでしょう。
別にお父様は余命3ヶ月とかってわけではないのでしょう?」

「おそらく後半世紀は生きるだろうwどうやら父方にはエルフの子孫でもいるのか、みんな長寿なんだよねw」

いつか(ギターの先輩の)親父がエレキで僕がベースで、
合わせて演奏してみたいものだと、相方にぼやいていたのを聞かれていたようだ。

あと「霧丸は俺の影響でギター始めたw」とか調子に乗る勘違い馬鹿親父や
人真似wとか言われるのが嫌だったから、
違う楽器であるベースに興味を持ったのもある。

(あと、ベースに興味持ってから明晰夢に五感を伴って出てくるようになった相方とか・・・)


「今焦って買っても、何方か使わないのであればせっかく断捨離したのに意味がなくなります。
だったらお金を貯めつつ、丈夫なギターケースやアンプやメンテナンス製品等にお金を回した方が得策でしょう・・・

もしかしたら、それまでにギターの時のように霧丸さんが狙ってるブランドで、
忍たまの好みの学年の色のベースが出ているかもしれませんよ?

だから、何事にも慌ててはいけません」



ここでも言われたか。慌てるなwって。

まぁ、相方がもうイケメンすぎるし、
夢に出てきたのが嬉しかったとはいえ、ちょっと早まっていたのは事実だ。

もうこの逃げグセなんとかできないものか・・・
2019-04-27 09:42 | カテゴリ:同居人の事
瑠璃が元気がない。
チョコもヒロアカも、全ていらないと言い出した。

「瑠璃ちゃーん 今後に及んでまだヒロアカをみたいとかいうのかなー??」

姉御が不気味に笑っていた。

「瑠璃、まさか・・・」

「・・・」

瑠璃は何も言わなかったけど、大体の想像はついた。

「姉御、悪いけど、あんた、首だ」

「え・・・ちょっと待ってよ・・・霧丸、嫌だったんでしょ?コイツがヒロアカの話ばかりするの」
「うん。でもここまでやれとはいってない」

そうして姉御に首宣言をした途端、
姉御は長女に姿を変えた。

「お姉ちゃんだから・・・しっかりしないと・・・」

その理想が生んだのが姉御・・・ってか・・・

「ごめんね・・・お姉ちゃんなのに、弟の面倒も見れず・・・」

いいよ・・・お前は悪くないから・・・と、僕は長女を許した。



相方もサファイアに戻り、
長女も水晶に戻り、
空いたアクアオーラには、記憶が戻らない1stキャラを出すことにした。

ちょうどコイツが可愛い盛りでね。
いやもう、いい感じですわーw

コイツのその後が楽しみですな.。


さて、最近相方がベースを弾いてましてな。
ベース自体は相方は前々からやっていたらしい。

ついつい、ベースに浮気しかけたんだ。

というのは、ギターは親父がやっていたから、
真似だと思われたく無かった。

ギターを始めたと言った時の親父の態度・・・
まるで、自分の部下ができたと言わんばかりの態度がムカついた。

てめぇ・・・俺からいろんな可能性を奪っておいて・・・

だから違うことがしたかった。

でも・・・

今日楽器屋で試奏していた50代くらいのちょっと禿げかかったおじさんが、
見た目とは裏腹に、とてもカッコよく洋楽に合わせてエレキを弾いていた。


それをみて、ついつい、声をかけたくなったけど我慢。
なーーんか見てはいけないものを見てしまった感が・・・

でも、この禿げのおじさんがアニメが好きとか言ったら、ドン引きだろうけど、
普通にエレキをひいてる姿を見て、なんかかっこいいと思えたのはなんでだろう?



ベースを試奏させてもらったりもした。
でも、予算的な意味でも購入までにはいかなかった。
長女が止めてくれたのもあり、それで正解だったのかも。

「霧丸、どうして今のギターかったの?」

騎士が、筆談で相方を経由して僕に聞いた。

「あのギター、形がありきたりじゃなかったし、色が、なんとなく乱太郎の制服に似てたし・・・?」

「??」

ああそうか。騎士は記憶喪失だったな・・・

「乱太郎は、僕が好きなアニメのキャラでね・・・」

まぁ本物の乱太郎は私服時は赤毛だけど、忍たまの一年生の制服は水色だったから、
この色がちょうどよかったのだ。

「じゃあ、その最初に感じた感覚を、大事にしないとね」

と、長女が笑った。

ギターケースの缶バッジを、綾部じゃなくて、
色の決め手になった一年にしてみたら?など、いろいろアドバイスをくれたり?




もう少し続けてみよう。
そうしたら、違うのかもしれない。
2019-04-25 01:37 | カテゴリ:同居人の事
瑠璃が依り代を離脱し、
僕の仕事場にいた。

姉御に僕が瑠璃のことを相談したのが気に入らなかったそうで、
瑠璃は告げ口したとかっていって怒っていた。

僕はそんな気は無かった。
ただ、忍たまを見ている時に瑠璃がヒロアカの話をしてくるのが嫌だった。

それだけだったのに・・・




瑠璃はそのことを深く反省しているようだが、
続けてこう言った。

「だったら、忍たまとかコナンとかヒロアカとか一部の作品(1〜3作品)とか、自分が本当に見たいと思った作品以外は蹴ってしまってもいいのではないのでしょうか?」

ちゃっかりヒロアカと言ってるのがちょっと癇に障るが、
これではこもってしまう事になるのではないか?と、僕は瑠璃に聞く。

「いいえ。霧丸さんは、アニメを呆然と見るのは何も得ないと悟ったのでしょう?だから趣味としてギターを始めたのでしょう?だったら、アニメは必要最低限に抑えて、そちらに意識を向けた方が良いのでは?私は、霧丸さんがギター始めたのはとても感心できます!是非ともポルノグラフィティのTHE DAYを引いて欲しいものです」


ポルノのTHE DAYってw
結局目当てはヒロアカかよ瑠璃はwwwwwwwww

(まぁ「るん♪」と来なかった春アニメ全部切ってヒロアカに変えてもいいし、ポルノ好きだからいいけどw)



でも、これも不要なものは捨てると言う断捨離の一部なんだろうなってこっそり思ったり。

目に見えるものを捨てるだけが断捨離じゃない。
こーいうことも含まれるのか・・・と、痛感した今日この頃であった。
2019-04-24 00:26 | カテゴリ:霧丸の休暇
3日間かけて、住んでいるワンルームの断捨離をした。
クローゼットからタンスからベッド下の段ボール何から、
全て出して徹底的に。

迷ったら、一年以内に使用したか、
あるいは現在進行形で使っているかで判断。
(迷ったものは一旦保存して次の機会で決めよう)

結果。45㍑のゴミ袋8袋分の不要物と、
箱2つ分の不要な本・家電、
3束分の不要な洋服が出た。

今残っているものと、
不要だったもの、何方の方が多いかと聞かれたら、正直不用品の方が多いかも。。。

8箱あったベッドの下の箱は4箱に減ったし、
クローゼットの上段はジャンル別に仕分けた箱で埋め尽くされているし、
家自体に溜まっていた悪いオーラが洗われ、スッキリしたオーラが満たされてる気がする。

中にはあまり使われないまま捨てたものもあったので、
ものを買う時は、これは本当に必要なのか、見極めることも大事だと痛感した。





そして・・・


長女が進化した。
水晶から、サファイアに移っていた。


「あたしは、瑠璃のおねーちゃんだよー。ってか、瑠璃とあたしは2人で9月の守り手なんだからー」

今までの長女とは違う。
どことなく、しっかりしていて、
強いかんじ・・・

その空いた水晶にいたのは姉御。
瑠璃が空気読まずにヒロアカヒロアカうるさかったと聞いて、
瑠璃をしばいたそうで・・・

姉御ぉぉぉぉ美しいんですからもっとお淑やかにお願いします!!

「あら霧丸、今日は早くギターの練習切り上げたのね」

「うん。なんか上手くいかなくてね・・・つーか夜遅いし、酒飲んじゃったから疲れてる・・・」

「あらそう。お酒は控えないとね。三日坊主になったりしたら許さないわよ」

「・・・うん」

わかってる。アニメを呆然と見ているのは趣味にはならないし、
努力が報われると実感したくて始めたことだ。
それに、ギター始めてから、なぜか暴飲暴食や、無駄買いが減った気がするし。

「お酒は休み前か夜だけの日の前日に適量。
アニメやドラマはご飯の時だけ。
忍たま乱太郎はご飯中であっても1日1話だけ。
(ただし幻想の力がピンチの時は除外)

練習は毎日。
これがルールよ」

「質問だけど、なんで忍たまは1話だけって決まりなの?」

「じゃないとあなたは忍たまばっか見るからよ。それではまた同じ失敗をするわ。
瑠璃ちゃんが貴方が断っても、暴力を振られてもしつこくヒロアカを推したのは、それもあるのだと思ってよ。
まぁ忍たまを見ている時にヒロアカの話をするのはNGだからお仕置きしといたけど、
1話2話で拒絶するなっていうあの子の意見には同意よ。

たとえ最初はつまらないと思っても、色々な作品に触れることは、大事よ。

ただ、たくさん見ればいいってわけじゃないけどね・・・」

「そうか。ありがとう」

「瑠璃ちゃんが忍たま好きなのは演技じゃなくて本当だと思うわ。
お家に原作本全巻あるっていうくらいだし、
現に今度の忍ミュが、大好きな六年生だからってすごく楽しみにしてるようでよ?

あと、一気に全部見てしまっては、夏の甲子園で忍たまがお休みになった時、幻想の力が枯渇するわよ。
だから貴方が忍たまファンと関わりを持たないのは正解だと思うわ。ネタバレしなくて済んでてさ?」

姉御って恐ろしい。

「あ、水晶の力で催眠術を用いて力を引き出すのは私も使えてよ?使ってみる?」

「遠慮しておきます。」

うん。まずは自分でなんとかしないとだ・・・
2019-04-21 03:05 | カテゴリ:同居人の事
数年前、T県の海沿いのとある小さな街に、
定食屋を営んでいる家がありました。

店を切り仕切る中年の夫婦には、
10代の息子と、3人の中学生から幼稚園までの妹がいました。

息子は兄として、
妹たちの面倒を見ることを命じられていました。

そして夫婦は息子に、
自分の店を継ぐように言われていました。

息子はやりたいことがあって東京へ行きたいからと、
猛反対しました。

それを聞いた両親は、息子の学校を休ませ、
自分の監視のもと、強制的に家の仕事を手伝わせました。

それはとてもスパルタ教育で、
できなければ怒鳴る、殴るといったことを繰り返していきました。

寝る時間も限られてしまいました。
当然、外にも出られません。

そんな生活をしていた息子は、
早朝に店の客席で首を吊っているのを発見されました。


死後、息子は自殺者として、
暗い場所に閉じ込められました。

なんで自分が死んだ後もこんな目に合わないのかと思った息子は、
そこを飛び出し、地上へ出ました。

行くあてもない旅の途中、
自分と似た境遇の人間に出会います。

その人間なら、きっと自分のことをわかってくれる。
一緒に行動して、自分は悪くないってわかってもらいたかった。
そして、一緒に来て欲しかった。
一人だけの寂しい世界に、仲間として・・・

しかしその人間は、闇を抱えながらも思っていたよりも強くて、
自殺した自分には合わないタイプでした。

それでも彼は、
その人間に惹かれ、なんとか守りたいと願うようになりました。
そして彼は、その人間を悪いモノから守ったのです。

「ありがとう・・・」

彼は人間にお礼を言って、消えてゆきました。
彼は一人の人間を助けたから、
自殺者ではなく、普通の人間としてあの世へ行けることになりました。

その人間は、彼が守ってくれたおかげで、
以前より笑顔で暮らせるようになった。
彼が背中を押してくれたことで、
新たな一歩を踏み出すきっかけができたのです。





「死んだからって終わりじゃない。そんな幻想を、俺はお前に見せてた。長男という存在を見立てて、な」

相方がニヤリと笑った。
2019-04-16 22:58 | カテゴリ:霧丸の日常
帰り道、ふと立ち寄る楽器店。

以前から興味があったエレキギター。

思えば実家の親父の趣味がギターだった。
エレキからアコスティックから、色々弾いていた。

(一時期『夜でも』大音量でアンプ流すからギター嫌いな母親が騒音おじさんとかいってたっけ。本当に田舎だから許されたものの、
今住んでる京浜東北線沿線の家だったらクレーム物だな)

以前からバンドリやらけいおんやらは興味があったものの、手が出せずにいた。

前々から、何か趣味を見つけたかった。

以前、忍たま乱太郎が好きな自分が嫌で嫌で仕方なかった時、
霧丸は絶対音感あるんだから、音楽やってみたら?と言われたことはあった。

以前はピアノはやっていたけど、なんか女臭いというか・・・

「いつまで逃げてるの?逃げてるから何も始まらないんだろ」

思い切って4万円のギターと、必要最低限のものを買った。
アンプは一人暮らしだからヘッドフォンを通して使うものを用意した。
(まぁ最悪実家にあるし、家でやってクレーム来られても困るし)

別にアニメを見ることが悪い趣味ではないけど、それをメインにしてはいけない。
アニメや漫画は努力しなくてもみていれば趣味としてなりたつから。

バンドリとか見て始めたいとか思うならやってみればいいし、
絵を描きたいと思うならかけばいい。

こんな考えの人もいるとか何か考えるようなきっかけになればいい。

何かのきっかけになるなら、有意義だとは思うけど、
ただただ呆然と見ているだけというのは、正直どうだろうか。
達成感も何もない。時間の無駄。

ぶっちゃけ僕はギターは親父が楽しんでいたのをみていただけだから、
最初はチューニングさえできない。
ドレミさえわからない。

でも、色々知って、色々わかるようになったときの達成感はきっとすごいだろう。

あと別に僕は、漫画やアニメを捨てたわけではない。

面白くないと思った作品はバッサリ切り捨てているが、
ご飯の時とか、見ていることは見ている。
やっぱり下手なバラエティより全然面白いし・・・




ただ漠然と見ているだけでは趣味とは言えない。
それは逃げである。

逃げるための趣味として漫画とかアニメとかいうのは・・・
いずれ失敗すると思う。

かといってそれそのものを否定してはいけない。
面白いと思うなら、その気持ちは無駄にしてはいけない。




そうとはいっても、僕が好きなのは基本的に忍たまだし、
あくまでも忍たまという狭い檻に閉じこもらないように、
複数のアニメをみていたのは、
ご飯でいう野菜系の副菜のような感覚で見ていただけだったから・・・


ヒロアカ?・・・知らんがな

(おい瑠璃、見てんじゃねーよ!!なんでニヤッとジト目で笑うんだよ!!!)


と、話は逸れたが、
ギターを弾けるようになったとき、1番に弾きたい曲がある。


勇気100%

他忍たま関係の曲をやっぱ弾いてみたい。
それと、僕の名前の元ネタの某バンドの歌をね。




ギターだって、結局はバンドリだとかいう以前に、
弾いていた人間を目の当たりにしてきたから、
ふむ。。。悪くないと思えた。


アンプに繋いだ時とつなぐ前の音色を聴いて思った。
この音・・・
あのバカ親父が惹かれるのも、理解不能ではない。

だったら超えてやるよ。

アンタがたった一つのバンドに憧れたから子供の名前をそのバンドの当て字にした。



お父さん・・・僕は・・・


お父さんと一緒にギターのセッションをして、
なおかつお父さんより上手くなりたい。


僕の妹は、親父が好きだった写真をとった。
妹はギターについては無関心。
天才な妹のパクリだとか言われる筋合いはない。


「猪名寺乱太郎という人間は・・・すべての黒幕に聞こえる」

と、長男が言っていた。

2019-04-15 16:05 | カテゴリ:霧丸の日常
ついに迷惑をかけてしまった。
6連勤、休みは月4。

いや・・・こんなの当たり前だし、
俺は甘えてる。
つーかそれ覚悟で契約社員やってるんだろ・・・

これじゃあ前のブスと同じだ。
しっかりしろ、俺・・・

「霧丸、完全に今のお前はやられてる。いいから休め」

「違うよ。こんな根性ない僕に失望してる。僕が足手まといだから・・・」

「いいから何も考えないで静養しなさい。霧丸は頑張りすぎたんだから」

長男からだった。

「意味がわからない。甘えで迷惑かけてんの。わかる?」

「そーいうのがうつ病の元。
明日は休みでいいって言われたんだから、ゆっくり休んで、元気になって明後日出勤するのが霧丸の任務」

「そーだけど・・・うっ・・・足が痛い」

立つのがやっとだった。
若いのに、情けない・・・

「俺だって伊達に死人やってるわけじゃないからな、死人が悪い?死人はダメ?
死んだからわかることだってあるんだぜ?」

と、長男は笑った。

なるほど、そーいうタイプの人間かお前は。


体調が良くなったから、
長男を連れて、少し散歩に出た。

家にこもっていては、
空気も悪く、溜め込むだけだから。


「霧丸は、本当に頑張ってるよ」

いや・・・俺は・・・
すぐに無理って投げ出すし、本当にダメなやつだ。

「その無理っていって決めつける癖さえ治せれば、霧丸は強くなれる。
もっと自信持ちな!」

首にロープの跡がしっかりある死者なのにコイツは、なんでこうポジティブなんだろう。

「あと、瑠璃にお礼言っておきな。ヒロアカを教えてくれてありがとう。って」

長男が小声で囁いた。

「は??」

僕はキョトンとした。

確かに動けなくなった時、近くにあったヒロアカを読んでいた。



悔しいけど、面白かった。


「瑠璃がしつこくヒロアカ強請らなかったら、霧丸はちかくに何もなくて鬱の道真っしぐらだった。
例え無駄だと思っても、最初はつまらないって思っても手元に置いておいて、よかっただろ?」

長男はにやけていた。

そうか


そーいうことか。


「忍たまの気分じゃないなら、留めておけ。忍ミュみて気分変わった時にでもドカーンと見ればいいから」



そういえば、その日、変な夢を見た。


開かれた廃墟のような場所で、長男と女の僕が秘密の事をする場所を探している。


その様子を、僕が真上から見ている夢。




ちょっとドキドキした。


2019-04-12 16:02 | カテゴリ:ちびさわ日記
ちびさわが死んだ。

いや、ちびさわは殺された。


今までちびさわだと思っていたのは、
相方が作り出したまやかしだった。

相方は僕が高校時代、
逃げたいくらい辛かった時に作ったIF的存在で、
ちびさわという幻影を作って、自分を隠していた。

僕は相方に改めてお礼を言った。
今まで辛い時も、どんなときも一緒にいてくれてありがとうと・・・

もう、まやかしは辞めてくれ。
こんなことをしても誰も何も得をしない・・・

そう言おうとした時だった。

誰かが相方の部屋に入ってきた。


瑠璃だった。


手には大きな鉈のような刃物を持っていて、
刃には血のような赤いものがついている。

メガネの下の眼は恐ろしく、
息も荒い。

「見つけた・・・この黒幕が!!霧丸さん!!離れてください!!・・・・・この男は私が成敗します!!」

瑠璃が相方に襲いかかった。

「瑠璃、待て!!なんでそんな荒ぶってるんだ!!」

僕は相方の手を引いて逃げる。


どこへ逃げるか迷う。

藤沢島から、サナトリウムに行ける。
瑠璃が暴走した旨を伝えれば、助けてもらえるか?

確か藤沢島からサナトリウムに行くには、
廃墟の病院を通って、奥のドアを開けるんだっけ?

モタモタしてると瑠璃に殺されると悟った僕らは、
立ち入り禁止の廃病院の入り口に入る。

廃病院は窓が全て板で覆われてるからか、
光無く薄暗く、
何か出てきてもおかしくない雰囲気だ。


いや、今はオバケより瑠璃の方が怖いか。


一階、二階…と階段を登って行き、
ようやく三階にたどり着く。

構造はよくわからんが、壁伝いに歩いてゆけば、行き止まりにドアがあるはず…



流石病院。


病室多すぎ…


そんな病室の一角に、
明かりが灯った部屋があった。

開けてみる。


聴こえてきたのは光GENJIの勇気100%。
そして壁一面に、至る所に、忍たま。

ブラウン管のテレビからも古い忍たまが映されている。

よく見ると、絵柄が今より古い。
作画が変わる前の旧世代の忍たまだ。

「キャハハー乱太郎、きり丸、しんべえ、今日は何して遊ぶ?」

子供の声が聞こえる。

「何この部屋…」

「これは、本当のちびさわだ…」

相方がバチが悪そうに言う。

これはヤバい。見てはいけないものを見てしまった。

「あ、お姉ちゃんご飯にしよう!お腹すいたでしょう?」

と、子供はスープのような食事を奥のベッドへと運んだ。

静かに見てみるとベッドには、
ぐったりした大人の女の子が縛られていた。

よくみるとそれは、長女だった。


ちびさわは、長女に食事を食べさせながら、
楽しそうに笑っていた。

「お姉ちゃんだけだよ・・・大人の霧丸も、所詮は瑠璃って人の味方して・・・結局ヒロアカにハマって、忍たまを捨てたいんだ・・・」

その時、後ろから殺気を感じた。



瑠璃だった。


「見つけました・・・今度こそ、成敗します!!」

瑠璃は相方に襲いかかるも、
相方が近くにあった消火器を振り回して反撃し、瑠璃を転倒させた。

「相方、瑠璃を抑えておいて!!」

その間に、僕はちびさわに近づく。


「大人の霧丸は、僕を殺して、瑠璃君と一緒に僕のヒーローアカデミアのファンになるの?」

「違う!!そんなつもりはない!!」

「嘘つき・・・大人はみんなそうやって僕を騙す・・・僕はもう騙されない!!」

そう言ったちびさわの頭に、何かが当たった。

相方が投げつけたようだ。

「てめぇ・・・それは瑠璃のスマホだ!!そのストラップ見てみろ!!それはお前が憎んでいる、僕のヒーローアカデミアのキャラクターか!!??」

???

僕も気になって見てみる。

確かに身に覚えがない赤い手帳型のスマホケースで、
ケースの下にはストラップがつけられるようになっていて、何かのラバストがついている。

よく見てみると、それは、家にある七松小平太のストラップだった。



「どうせ相方のスマホだろ!!僕を騙すために、わざと大人の僕の家からとったストラップを使って、
瑠璃君が好きだって嘘をついて・・・!!」


ちびさわはなおも信じない。


「これが俺のスマホだ」

といって見せたのは、青い手帳型カバーがかかったアンドロイド(S●NY?)のスマホだった。

「今から瑠璃のスマホに電話を掛ける」

といって、連絡先から瑠璃の電話番号を呼び出し、スピーカーモードにして電話を掛ける。


その七松小平太がついたスマホから流れてきたメロディーは・・・




聞き覚えがある曲だった。





勇気100%。


「はいそうです。sexyzoneの勇気100%です。ジュニアboysというアーティストが見当たらなかったのでsexyzoneで代用しました」

瑠璃が代わりに代弁する。


(どうでもいいけど現実の僕の着信音は光GENJI版である)



「よろしかったら、待ち受け画面も見て見てください」

!?


それを見て、僕は唖然とする。

不在着信を伝える通知と時計の背景・・・




それは、忍たま乱太郎の六年生の集合画像だった。


「瑠璃・・・これはどーいうことだ・・・」

「私は潮江や小平太といった忍たまの六年生が大好きです。
だから・・・忍たまが嫌いだからヒロアカを勧めたんじゃないってわかって欲しかったんです・・・
私も、あの時忍たまなんて!!って売り言葉に買い言葉で返してしまったから、こんなことになってしまった・・・
でも、霧丸さんは夢中になると周りが見えなくなってしまう。そのせいで、損をしてしまうことになるのを止めたかったんです・・・だから私はヒロアカを・・・」


「瑠璃・・・そうか・・・お前も霧丸が大好きだったんだな・・・」

相方が瑠璃を抑えていた手を離す。
瑠璃は立ち上がって、鉈を手に取った。

「霧丸さん、そこを退いてください。ちびさわは過去の霧丸さん・・・死人はあの世へ返すべきです!!」

「待て、そうだとしても、俺がやる!!」

瑠璃から鉈を取り上げようとする。

「いいです。私がやります。悪いものを退治する妖怪。なんていうのも素敵でしょう?

私は、忍たま乱太郎を見てたから、僕のヒーローアカデミアに興味を持てました。
個性とか、なんかどこかいい意味で似てる気がして・・・

だから、信じてください・・・私が・・・忍たまを憎んでいたんじゃないってことを!!

でも、このままこの子を許していたら、あなたはいつまでも同じ場所にしか止まれない。
そうなったら霧丸さんはいつまでも同じことの繰り返しになってしまいますよ・・・」


「・・・」

僕は黙ってその場を譲った。



「え・・・どうして・・・僕を殺すの?やめてよ!!」



「さようなら・・・過去の霧丸さん・・・私は、忍たまを絶対に嫌いになんてなりませんから!!」

瑠璃の鉈が、ちびさわを頭から真っ二つにした。


幸せな場所は一気に、血なまぐさい殺人現場になった。

「何がインナーチャイルドだ・・・そんなことして、霧丸さんが逆に忍たま以外いらないってなったらどーするんだ・・・」

相方が、おもしろそうにいう。

「へぇ・・・お分かりなんですね。てっきり、相方さんも騙されてるのかと思ってましたよ。だからコイツを庇うなら、成敗しようと思ったわけです。誤解してすみませんでしたね」

瑠璃がちびさわの死体をゴミを見る目で見つめた。





「霧丸さん・・・本当ですよ。私は、ヒロアカも好きですけど、忍たまはもっと大好きです」

血まみれの瑠璃が、目の前に七松小平太のラバマスがついたスマホを目の前に見せて、ニコリと笑った。


最初に長女を作った時に願った、

「一緒に忍たまを見てくれる仲間が欲しい」

この願いが、まさかこんなに大事になるなんて、思ってもいなかったと痛感した。



(続くかも?)