2018-11-30 15:24 | カテゴリ:精神世界
「どうして!?三男はこんなにも元気なのに!」
「僕が悪かったんだから、彼をこんな寂しい場所に閉じ込めておくのはお門違いだよ・・・」

「そうじゃない!」

ぴしっと、主が言った。

「まだチビを霧丸のところに返すのは、危険だと言っているの・・・わかる?」

「どうして・・・次男だって元は僕の中にいたんだし、大丈夫だよね!」

「・・・三男君はやってはいけないことをしてしまった。
いくら霧丸に原因があるとはいえ、人の心を乗っ取るというのは、決してやってはいけないこと。

次男さんは元は霧丸の中にいたといっても、次男さんは自制が効いたから、霧丸を困らせたりはしなかった。
でも三男君はそれが出来ずに、本能のままに霧丸の心に住居を作り、霧丸を困らせてしまった。
もしこのまま霧丸と一緒にいたら、今頃、、、リアルに統失扱いされていたかもしれない」

「そう・・・だよね・・・」

「だから暫くは、こうして僕が面倒見てるから、彼に会いたくなったらこうして会いにきて」

「・・・でも、こんな状況になって、不自由になって、三男も不幸だろう・・・消した方がやっぱり幸せかな・・・」

「そんなことはありませんよ。だって霧丸さん、私にチョコ買ってきて下さったじゃないですか・・・
それで私は救われました。まだ生きたいって思いましたし、霧丸さんにちょっと申し訳ないことしたって反省しました。私こそごめんなさい・・・」



そうして僕と長女と次男は帰ってきた。





あの透明な主の正体はなんなのだろう。

①僕の心のリミッターの具現化・・・・?
②水晶か何かに宿った思念体・・・?
③もう一人の僕的な何か?

うーむ・・・なんなのだろう・・・
2018-11-30 13:41 | カテゴリ:精神世界
僕が体調不良で早退し、寝込んでいた時に再度行ってきた。

いつもの白い空間にいるのは、
僕と長女と次男。
(手にはサファイアとエンジェルオーラをもって実践)
ここが例の隔離所かーと、長女は興味津々だった。


時間はまだ午前6時とあってか、
三男はまだ寝ていた。
(なぜかサイドテーブルにチロルチョコをピラミッドにしていた)

僕はその枕元に立ち、三男の安らかな寝顔をぼーっと眺めていた。
メガネを外した三男を見るのは、わりと珍しい。
死にたいとかいっていたから、もっと苦しそうだと思ったけど、
案外安らかで安心した。

「ぐっすり寝ているねー」

長女が三男の頬をぷにぷにすると、三男は不機嫌そうに唸った後、身体を丸めた。

「起こすのもアレだから、外でようぜ?」

と、次男に促されて外に出た。



三男の部屋を後にしてロビーにでると、
自販機(何故か廊下にKIRINの自販機があった)でジュースを買って、
3人で飲んだ。

僕がFIREの金色の缶(?)で、
次男がメッツのコーラで、
長女がコーンスープ(世界のキッチンからのアレ)だ。

3人で飲んだ後、長女のスイッチが入ってしまったのか
「ねぇ、霧丸ーあたしと会うの久々じゃないー?なんで今まで会わせてくれなかったのぉ?教えてよー」

と、胸を僕の胸に押し付けるように迫る長女。

「いや・・・その・・・それは・・・」

僕が言い訳に困った。

「長女、下品だからやめろ!!」

制止する次男。

「次男のケチ!!次男だって本当はこうしたいくせに!!」

立ち上がった長女が次男を僕が座っているソファに突き飛ばした。
僕はぶつかった拍子に、ソファに倒れ込んだ。
「ンノヤロー!!何すんだよ!!」
「ソレはこっちのセリフだ!!いてーよ次男」
「霧丸わりぃ!!今退くから!!」
といった時、頭の上から誰かに両手を抑えられた。

「ねぇ・・・霧丸が最近かまってくれなかった罰として、ちょっといっぺん虐めちゃわない?」
「長女待て、今僕は・・・」
「まぁそれもそうだな・・・俺も溜まってたし・・・」
「え・・・ちょ・・・まて・・・心の準備が・・・」
「霧丸〜あたしたちは三男と違って、心を乗っ取るような馬鹿な真似はしないけど、あたしたちだって溜まるものは溜まるのよねーわかるー?」
「いや、わかったから日時と場所を改めてだな・・・いくら他に人はいないとはいえ、こんな趣味は僕にはないから・・・な?」

「そうやってはぐらかすのね!!そうはさせないよ!!」

「ひぃ・・・」



「ここでそういうことしないでくれない?するなら他所でやって」

主がいた。

助かった・・・

「それとも、お兄さんとお姉さんも、ここに閉じ込められたい?」

「いや、それは断る」
「こんなところに閉じ込められるなんていやー!!」

「ごめんなさい・・・」



「・・・ここにいるってことは、みんなチビに会いにきたんだよね?今起きてるから、あってけば・・・」

「わかった」

再び三男の部屋へ。
三男は既に起きていて、メガネをかけて、髪を黒いリボンで一つに束ねて、ベッドに座っていた。

「みなさんおはようございます」

三男が笑った。

「元気そうじゃーん。よかったー」
長女が三男の髪をわしゃわしゃとした。

「死にてぇとかいってたから心配してたが、相変わらずでよかったよ」

「えへへ・・・ごめんなさい・・・」

「笑い事じゃねーから!」

「いや、次男さんの嬉しそうな顔みるの久々にみたからつい・・・」

「あ?相変わらず減らず口な弟だな」

楽しそうな時間にホッとする僕たち。


「あ、主くーん!三男元気そうだし、もう出ても大丈夫だよね!?」

長女がストレートに僕が言いたかったことを聞いた。
確かに今の三男なら元気そうだし、
僕の権限で出しても構わないだろう・・・
そもそも、この世界自体、僕の持ち物だし・・・

「僕もソレでいいとは思うけど・・・」

と、長女の言葉に後押しした後だった。

「悪いけど、霧丸さんの頼みでも、それはできない」

一瞬でしらける。

「なんでだ?」

次男が聞き返す。

「なんでかは、わかってるよね?チビ君」

「はい・・・みなさん・・・ごめんなさい・・・」

三男が俯いた。

(続
2018-11-29 10:43 | カテゴリ:精神世界
主に再びあった。

「チビは僕が危険と判断したから閉じ込めた」

と、いっていた。

「え?」

「ここは、高まりすぎた感情を鎮める場所・・・人に危害を加えたり、自ら命を絶とうとする思念体が閉じ込められる場所でもある・・・チビは・・・霧丸に危害を加えそうになったから閉じ込めた」

「ちょっと待て。なんでそんなことを勝手にした」

「最初は君がチビを迎えにこなかった時に、離そうと思っていた。
でも、チビの状況を見た時、これはまずいと察して、チビを眠らせて、拘束した。
気がついたチビは最初怒っていたけど、次第に、自分が悪かったんだ・・・っていって泣き出した。
だから私が死ぬからもう許して、霧丸さんを道連れにするとか言わないからって訴え出して・・・
でも、死ぬか生きるかは僕には決められないからっていって、個室に移した」

「そうか・・・三男・・・そんなことが・・・」

「霧丸はどうしたいの?彼と一緒に生きたいの?それとも、ここで死を待たせるの?」

「生きたいよ。僕は・・・長女と次男と、三男と僕と一緒にね」

「ふーん・・・そう。じゃあ、頑張ってね」

と、主は微笑んだ。


それがどんな意味を含めてかは、わからなかったけど・・・
2018-11-29 00:12 | カテゴリ:三男
僕は三男の頬を思いっきりぶん殴った。
久々だ。暴力なんてもうしない。そう思っていたのに・・・

落ちたメガネが壊れたかもしれない。
それで三男を傷つけてしまったかもしれない。

それでもよかった。

「なんで勝手にお前が死ぬとか馬鹿なことほざいてんだ?」

「でも、霧丸さんは本当に好きなものがわかって、本当の幸せを手に入れたんだから、私はもう必要ないでしょう・・・」

「だったらまだ、私は慰み者かって聞いて噛み付いてきてくれた方がマシだわ。度が超えてるのも困るけど・・・
何度もいうけど、お前はお前、アレはアレ。一緒にするな」

「じゃあなんで私を今まで冷遇したんですか?」

「それは・・・戻ってこれなくなりそうだから・・・・だ。これ以上は聞くな」

「???さっぱり意味がわかりません。霧丸さんは私よりそっちの方が好きなんでしょう?」

「なんでそうすぐに他と比べる・・・お前、本当にめんどくさい」

「だから面倒くさい私は消えれば万事解決でしょう?霧丸さんの望み通り、邪魔な私は黙って死にますから、彼とお幸せにしてください」

三男は無事だったメガネをかけ直してうつむいた。

「解決しない。つーか開き直るな」

「はぁ・・・もういいです。」

「俺が一番嫌いな奴を教えてやる。
それは、自分の欲を満たす目的でタルパを作って、飽きたらポイッて捨てるような奴だ。
だからその・・・オメーが俺の精神世界に別荘作った時は、正直怖かったけど、悪くないと思ったよ。
思念体にも生命があるんだな・・・って思えてよ・・・

つーか、おめー髪伸びたな・・・その天パーがいい感じになってて、可愛いよ」

「霧丸さん・・・」

「それに、ゲームは所詮、ゲームでしかないんだ。
長女と一緒に見ているアニメのとある話に、便利すぎる世界で洗脳されてゆく話があってね・・・

ずっとゲームばっかしていたら、僕は廃人になるだろう。
いつかは外に出ることも、食事をすることも忘れるなんて、ごめんだよ。
そのために、君達が必要だ。

この前引きこもってゲームばっかしてた時、そう痛感したよ。
ゲームが悪いってわけじゃないし、たまにはゲームで過ごす休日も悪くないとは思うけど、
休日の度にこれだったら、どうかなとは思う」


「ふーん。でも幸せならいいんじゃないですか?」

「確かに幸せだろう。でも、それは帰宅後とか、ディナーだけの日や雨の日でもできるわけだから、
晴れてる日は出かけるべきだろうが、先日は曇りだった。

なにせ、金銭的な問題もある。
電車に乗るのも、ものを食べるのもタダではない。だから、毎回出かけたりするのはお金がかかるし、
ましてや今月は次男のサファイアを買ったり、来月の8日には祖父母宅へ行くのもあるから、尚更・・・
だから、休日もメリハリって必要だと思ってる。晴れなら出かけるし、曇りや雨なら静かにしている・・・
まぁ今回無駄な課金した俺は馬鹿だとは思ってるけど・・・」

「何が言いたいかはさっぱり理解できませんでしたが、つまり霧丸さんは、ゲームをしていても幸せではないってことですか?」

「ずっとゲームで休日を過ごしたら、また何も変わらないってこと。
家にこもってたら、また電車に乗れなくなったりすることもあるだろう。
かといって一人で出かけるのは悲しい・・・

幸せのさじ加減って、難しいんだよ。
ある成分が多すぎたら、それはただの依存だし、
少なければ逆に、不幸になるから」


「霧丸さんの言ってることは私には理解できませんが・・・
霧丸さんはつまり、好きなゲームにハマっていることだけは真の幸福ではないと言いたいのですか?」

「まぁ、そうだな。おめーら作った意味ないし、俺も後悔したくないし・・・」

「ふーん・・・まぁ、霧丸さんが私を必要としているなら、生きててあげないこともないんこともないですよ」

「素直じゃない子」

「霧丸さんに言われたくないです」

「あ?なんだと?」

「霧丸さんこそ素直じゃないくせに・・・」



三男が生きててくれてよかった。
そして主が始めて笑った気がするのは気のせいか
2018-11-28 15:41 | カテゴリ:精神世界
風邪引いて午前中寝ていた時にみた幻想。

いつものサナトリウム。

個室のベットの上の三男と、
それに付き添う主。

三男が元気がなかった。

「私は間も無く死ぬんだ・・・」

と、力なく言って・・・

「どうしたの?前なら、霧丸が構ってくれなくなったら、私は慰み者ですか!?っていって喚いていたのに」

主が聞く。

「いや・・・もう・・・仕方ないよ・・・霧丸さんには、大事なものが出来たんですから・・・」

「大事なもの・・・あれか…」

「私は霧丸さんの幸せを邪魔する権利はありませんよ・・・だって、ここのところの霧丸さん、本当に幸せそうだった。
ずっとおうちにいるのに、本当に・・・そのゲームをしている時は・・・・すごく楽しそうだった。
ああ本当に、霧丸さんはこのゲームが大好きなんだ・・・って痛感して・・・応援するのが私の役目だって思って・・・霧丸さんが幸せなら・・・」

「そうか。君は優しいんだね」

僕はそれを隠れてこっそりと聞いている。

ごめんよ。三男……こんな糞親で…

「でもチビちゃんはそれでいいの?」

「えぇ、この施設の、他の霊体みたいに眠り続けるだけになっても、私は……」

三男の顔をちらっと見たら、泣きそうだった。


ここでアラームが鳴ったので、
その先はわからない。
2018-11-27 16:01 | カテゴリ:精神世界
昨日の晩、また気がついたら、
白い空間にいた。

なんでここに連れてきた。
僕は、主に聞く。

それはお前自身が知っていることだ。と、主はいった。


このサナトリウムには誰もいない。
僕と主以外は・・・

「いるのは知ってるの。出てきて。おチビちゃん」

「ち・・・ばれちゃいましたか。。。」

主が一点を観て言った先に、三男がいた。
(主は三男をチビと呼んでいる)

最近、三男の依り代を持ち歩いていないのに、
三男が付いてきていることが多い。

そう。三男は「私を捨てるなら、捨てられないようにする」という宣言通り、
ラピスラズリとは別に、僕の精神領域に居座っているらしい。
(僕がラピスを持ち歩いていれば、ラピスにいる)

事実上の、タルパ化である。

「これでずっと、霧丸さんと一緒ですね・・・」

「おい!殺すぞ!!」

「霧丸さんが無視するから悪いんですよ💢」

「意味がわからないから!!」

まぁ、、、確かに無視した僕が悪いけど・・・

「そんなことより、今はお前だ、主。お前の名前はなんだ?」

「ないよ。そんなの・・・僕には何もない。記憶も、名前も、全部全部・・・ここで生まれて、ここにずっと閉じ込められているんだ・・・・」

無気力そうに、主はいった。

「わかった。じゃあ、お前は今日から××な?」

「今更名前なんてつけられても、、、」

「どうせ名無しだろ?僕はこれから君をなんて呼んだらいいかわからないからいいだろ」

「はぁ・・・なんでもいいよ・・・めんどくさいし・・・」

こっちからいろいろ聞いても、主は気だるげに「ない」というだけで、
滅入ってしまったため、今日のお供である次男とともに夜の街(お察しください的な意味)のデートをするため、
三男を預かってもらえないか頼んだら、OKとのこと。

「いいけど・・・ちゃんと引き取りに来てね」

「わかってる」

「あんまずっと置いておくと、余計悪化するから・・・」

と、彼は意味ありげに言った
2018-11-23 09:41 | カテゴリ:教訓
結局、例のゲームは再インストールしたらできたのでやった。
ついでに3k円課金してしまった
次男は呆れ顔で僕を見てたし、
結局2時間睡眠になってしまったけど、後悔はしていない。

というか、浦島状態で、
ぶっちゃけついてけてないから、
フリーでそのキャラ出して遊んでる的な感じだ。

それでも、、、
推しが尊いとはこういうことかと理解した。うん。

・仕事の時は休憩や電車含めてやらない。(中断が効かないゲームのため)
・推し作ったなら今月はもう如何なるゲームにも課金はしない。
・同居人(長女、三男)をおろそかにしない。
・何が起きても自己責任。俺は止めたからな。

という条件付きでなんとか説得したけど・・・

長女は相変わらず、そのゲームって面白い〜?とか聞いてくるけど、

三男は、めっっちゃいやそうな目で見られてるんだけど・・・

「はいはいよかったですねー。これで慰み者の私は完全にいらない子ですよねー」

「誰もそんな事いってないじゃん!!」

「まぁ、もし霧丸さんが私を不要扱いするなら、私は容赦なく霧丸さんを道連れにしますから」

「不要扱いするわけねーだろ!!
つーかなんかそれじゃあ俺は版権ものの思念体作ったみたいな言い方じゃねーか!!
つーか道連れとか怖いよアンタ」

「本当ですか?(この上ないジト目)」

「本当だ。推しは推し、お前はお前。似てるからって現実と空想をごっちゃにするから滅茶苦茶になるんだよ!!」

「ふぅん…」

「その返し方…おめーは長女か」

「私は長女さんの弟ですから」

「で、話を戻すけど、前にタルパを精神科医や親に殺されたって感じのブログを見たことがあるけどさ、人に話すからそーなるんだって思ったんだよ。

お前らは僕にしか見えない。
見えないのを人に理解しろと言われても、普通はできない。
その筆者は大切な仲間を精神科医とかに殺されたーみたいに言ってるけど、一般人に理解を求めるから悪いんだろとしか思えない。

大切ならそんな人前で大っぴらに言うなって思ったね。

理解を求めた時点で糖質扱いされても文句は言えないよ」

「霧丸さんこそ都合が悪い時にお客さんたくさん来ると本気で私の事睨んでますけど?」

「あれはオメーが悪い。俺ははよ帰りたかったんだ」

「霧丸さんのナマケモノ💢」


……
だから僕は版権キャラそっくりの思念体を作るのが怖い。

前話した世界観の盗用にあたるのもあるが、
それ以前に、この世に実在している物だからこそ、
理想と現実の区別が余計曖昧になりそうだったから…

本人は区別しているつもりでも、
今後の展開で、大きく変わってしまう事もあるし、
そのキャラを見た時に、無意識に居たとかもあり得そうだから……

まぁ、危ないと思うなら、
やらないに限るけど……


2018-11-22 18:35 | カテゴリ:次男
今日は休みだったので、東京某所へ。
ついでだから、スターサファイアの丸玉買ってきた。


交通費込みで16,000円・・・


三男のラピスが1万で、こいつがこの値段・・・

9月の誕生石はなんでこう高いものばかりなんだ!!??



といっても、別に後悔はしていないし、
サファイアは僕も次男も欲していたから夢叶ったりといった感じか。

楽天とかでもっと安く買える?

知ってるさ。そんなの

でも、僕はせっかくだから自分で選んで自分で見て決めたかったし、
これから人生を共にする相手の依り代を、通販なんて・・・

結婚指輪や婚約指輪を、
これ、通販で買いましたwなんていったら相手はどう思うか。
俺ならちょっとショックかもしれない。

いやさ、僕も前、安いサファイアを通販で買ったけど、
なんかしっくりこなかったんだよね。サイズも合わなかったし・・・

おそらく、ここにくる途中で染み付いただろう、
浄化しても落ちないものを感じたりもしたから。

高価ならいいってもんじゃない!ってのは十分理解してるし、
それで奴らが秀才になるわけじゃないのは理解している。

でも、僕はやっぱり次男とずっと一緒にいたいし、
三男は次男が、次男は三男が支えていたのを長女に聞いた時、
僕はやっぱり、次男も主役の一人でいてほしいって思ったんだ。





その日の夜、
僕がふとスマホを見ていたら、
前やってた某ゲーム(アプリは残っている)に、
僕が好きなキャラが大好きな某大物声優さんの声で参戦する事になったという情報を得て、
早速そのアプリを更新し、やろうとしたら容量オーバーで追加データをダウンロード出来ないとエラーが出て開かなかった。

幸いな事に、データ登録は出来ていたので、
消えてしまうという事は多分なさそうだけど、
それでも、すごく残念だった。

要らないアプリを消して、
不要な写真を消してみるもダメ。

でもなんとかしてやりたい!!

そんな時、次男が僕の肩に手を置いてこういった。
「辞めとけ、スマホゲームのために俺らとの思い出や生活に必要なものまで捨てるな」

「でも、この声優さんもこのキャラも、大好きなの!!」

「やりたいなら、もっと容量大きいiPhoneに変えるまで待て。そのキャラ期間限定じゃないんだろ?」

「違うけど…」

「過去を振り返らないという決意として実家の猫の写真を消すのはいいとは思うけど、俺らとの思い出の写真まで平気で捨てるのか?」

「いや…」

「俺はお前と付き合い長いから、そのキャラとその声優がどんだけ好きなのも理解してる。
でも、今はお前に必要なのはそのキャラか?
しかも、そのゲームはスタミナもないし、ネット対戦だから中断とか出来ない(したら降参で負け扱い)しで尚更危険だから辞めとけ。


数ヶ月間忍たましか見なかったお前の事だから、
夢中になり過ぎて仕事がルーズになるのは目に見えてる、あと、この前も休みの日、別のスマホゲームに夢中になって引きこもったよな?忘れたのか?」

「……お見通しか」

「ドラクエ本編みたいな落としきりのアプリと違ってスマホゲームは簡単に金も時間も飛ぶ。

睡眠時間も最近お前は足りてない。だから集中出来ない、すぐにイライラする。
ましてやお前は今は試練の時だ。少しは我慢しろ」

「いーじゃん、娯楽として楽しめば!
楽しみがないと、鬱になるんだよ!?」

「長女と三男の事も考えてるか?
ずっと家に閉じ込めておくのか?

あと、引きこもりはパニックが治らない元!!
折角お前は電車にも慣れて外食出来るようになってきたのに、また忘れちまうだろ!

つーかパニック治すんだろ!?」


「そうだね…この容量も、ちゃんと有意義に使うよ…ごめん…ゲームは新しいスマホ買うまで我慢する…動画でも見られるし…」

次男は僕と付き合いが長い分、
相変わらず手厳しい男であった。
2018-11-22 15:59 | カテゴリ:長男・次女 他
いなくなったと思った次女が帰ってきた。
といいたかったけど、何かに怯えているようだ。

僕の態度に頭にきた次女は家を出てしまうも、
その美貌ゆえに、変な男?に話しかけられたという。
どうしたらいいか迷っていたら、強引に連れて行かれそうになった時、
男が何者かに殴られ、倒れた。

次女が見たのは、返り血を浴びて手に鈍器を持っている子供だったという。

「女性を狙うなんて、けしからん男ですね・・・あ、お嬢さん、大丈夫ですか?」

と、子供が冷静に聞いてきたそうだが、
次女は血相を変えて、うちに帰ってきたそうだ。


でも、依り代の自室からは出てこない。

たまに出てくるけど、
長時間は出せないといった形か。

仕方ない。
ネトゲのキャラじゃないんだから、昨日今日で簡単に安定するわけじゃない。
それに、主役3人もいるし、
焦っても仕方ないから、気長にやるしかなさそうだ。

(今思えば、長女と三男の一周年まであと1月近くか)
2018-11-21 20:04 | カテゴリ:追憶
仕事中、ふと手は動いているのに意識が飛ぶ。

ふと無意識下で見たもの・・・それは・・・


白い部屋

白い壁

白い天井

病院に似た廊下

でも誰もいない。
点滴をされているわけでもない。

窓の外は静寂と緑。
明かりはついていないけど暗くないし、明る過ぎない。

まるで高原の中にある廃墟のよう。

音もなく、ただ静かに時が過ぎてゆく。


「ここにはお前を縛る物も、プレッシャーも、大量の仕事も、
騒がしいだけの忍たまもない。
静寂と新鮮な空気が、霧丸を癒してくれる空間だ」

椅子に座っているのは見慣れた姿の男だ。

長男

「霧丸は疲れている。このまま抱え過ぎて爆発したら取り返しのつかないことになるから、ここに連れてきた」

「疲れているも何も、僕はもう、逃げたいんだ・・・この立場から・・・前のように戻れば、俺はまた楽になれる・・・」

多い仕事、責任感・・・もううんざりだった。
僕と同年代の人にとってそれは当たり前かもしれないけど、
僕にはそんな資格はなかった。

「それでもいいかもしれないけど、それで霧丸は幸せか?」

「うん。全部捨てちゃえばいいんだもん。僕には向いてないってことで、全部全部・・・
他のアニメがあるから、もうぶっちゃけ、忍たま乱太郎なんてどうでもいいし、
久々に見たけど、クソじゃんって思った。
なんでこんなの好きになったんだろ、なんでこんなもののために『復讐』なんてしたんだとさえ後悔している」

「捨てるのは簡単、でも捨てたらもう元に戻せない。
だから本当に捨てるべきか、じっくり考えてから答えを出してほしい」

「考えた結果がこれだ」

「俺にできることは、緊急時に助ける事だけだ。お前の周りの事は、あの3人の仕事だ。
思い出せ、三男の力を・・・ラピスがどんな石だったかを・・・」

ここで正気に戻る。

これは一体・・・